夭折ということばがある。
夭折したアーチストほどすごい作品を遺しているように思う。
松本竣介の「Y市の橋」とか、
靉光の「目のある風景」とか。
あまりにすごいから、神様の逆鱗に触れてしまったのではないか、なんて思ってしまう。神様ですら嫉妬したんだ。
一生に一度でいいから「タイタニック」みたいな恋をしたい。
映画が公開された当時、紳士淑女がそんなふうに酔いしれていた。
「長くても冷めた恋か」「短くても熱い恋か」
「大傑作を1点遺して夭折するか」「駄作を多数描いて生きながらえるか」
傑作を描かせてやる。その代わりに命をよこせ。と神様に言われたとしたら、僕は死を選べるのだろうか。
死ねまい。
だからこその、この僕。
ロウリスクロウリターンな生き方。
今日も失敗作だった。それでも前を向く。□