忘年会

忘年会のシーズンです。

今年も恒例となるアトリエの忘年会が開催されました。
とても楽しい回となりましたが、サラリーマンでもなく、
単なる絵描きの集まりだからストレスを吐き出すという
わけでもなくて、1年を振り返ることなんて誰もしない。
美味しいものを食べながら、いつものように日々の事を
わいわいと語るただの宴会なのでした。

2次会でカラオケに行きました。
上は80歳から下は40歳のカラオケ大会です。
おのずと昭和歌謡メドレーとなります。
僕は「また逢う日まで」と「襟裳岬」を熱唱しました。
ときおり他の宴会などで僕がマイクを握ると
「なんでそんな古い歌知ってんの」というようなことを
聞かれることがあるけれど、
実は僕が好んで歌う古き昭和の名曲たちは、
全部この大先輩方から教えてもらったのでした。
彼らが歌っている曲を聴いていい曲だなと思ったものを
レンタルで借りるなどして聴くようにしてきました。
いい曲は時代を超えてもいい曲です。
映画にしても、音楽にしても、なるべく偏った見方はせず、
古いものも新しいものもいいものは拾い上げていきたいと
思っています。
それにしても、これだけの年齢差をもつ人々が集まって
カラオケに行くという機会を持つ人は、なかなかいないの
ではないだろうか。大先輩方と過ごす時間は、僕にとって
とても貴重な財産だと思っています。

ふりかえればカラオケ自体にも年末に深い思い出があるのです。
19歳の予備校時代、いよいよ決戦目前という年末の時期。
中学時代の旧友から初詣に行かないかと誘いがあって出かけた
ことがありました。
正直、直前に迫る大学入試に緊張していたし、
連日続く猛勉強でかなりカツカツになっていたと記憶しています。
近所の神社を詣でて合格祈願をしたあと、旧友がついてこい。と
いうのでついて行った先がカラオケでした。
それが僕の人生初のカラオケ体験でした。熱唱しました。
それまでため込んでいたストレスが毛穴から抜けるような楽しい夜
となったことを今でも鮮明に覚えている。
それからなんとか無事受験を乗り越え、希望の大学に入ることができて
今があるのですが、年末にカラオケに行くとそんな古き良き時代も
思い出されるのでした。

紅白歌合戦やらレコード大賞で歌われた数々の昭和歌謡
登場して、ようやく忘年会ができた、と感じました。いやー楽しかった。

今日も読んでくれてありがとうございます。
僕のカラオケバージンソングは、尾崎豊の「卒業」でした。
この支配と戦いからは、未だ卒業できてません....www。□