★ものづくりの本分

またまたNHK朝ドラ「まんぷく」のことを書きます。

しつこくてすみません....。

でも書かずにいられない。

ついに萬平さんと福ちゃんはお湯をかけるだけでできる即席ラーメンにたどりつきました....!!
スープづくりに苦しみ。
麺づくりに苦しみ。
麺を常温で保存させる方法に苦しみます。
その過程の本当に長いこと......................。
麺を塩漬けにしてみたり、干してみたり、出汁をかけてみたり、混ぜてみたり、凍らせてみたり...。
ありとあらゆる実験と失敗を重ねて、どうしたらいいんだ。もうわからない。という絶望の果てまで追い詰められます。それでも彼らは追いかけることをやめません。その力強さが沁みます。
その果てにたどり着いた、麺を「揚げる」という大発見。
麺を天ぷらのように揚げることで、極めて短い時間に麺の中にある水分が蒸発して、そこに穴ができ、スポンジのような状態になることを、萬平さんが発見するのです。
未だかつて誰も見たことが無いものを生み出す時の99.9%の苦しみ、その果てにある0.1%の達成感。


「私は失敗したことが無い。

 ただ1万通りの上手くいかない方法を見つけただけだ」


明王エジソンはそう言った、と仲間たちが萬平さんを励まします。
エジソンは「失敗」ですら「うまくいかない方法の発見」という前向きな言葉で置き換えているのです。
ここに、新しいものを生み出す人間こそがもつ、とにかく前へ進もうとする圧倒的な力強さを感じます。それくらいでなくては、きっと素晴らしいものづくりなんてできないのでしょうね。

絵がうまく描けない。なんてすぐに漏らしてしまう自分がはずかしくなります。
1枚のいい絵を描くために9999枚の失敗をちゃんとしているのか。ということなんですね。
人様のうまくいった仕事の結果だけを軽々しく拾い上げて、99.9%の苦労をみていない。
もっともっと仕事をして、もっともっとうまくいかない作品を作っていかないといけないなと、改めて肝に銘じたいと思います。
萬平さん、福ちゃんから大きな勇気をもらいまいた。僕もがんばります。□