「オリエント急行の殺人」
アガサ・クリスティ著 山本やよい訳 ハヤカワ文庫(10点)
映画で観ていて結末は知ってしまっていた。
けれども、やっぱり原作がもつエネルギーをまず先に浴びるべきだった。
すばらしい傑作です。
ミステリファンならずともそのタイトルくらいは聞いたことがあるだろう。
世界的に有名になるということはそれだけの驚愕ミステリーということです。
結末を知っていても、その緻密な物語の組み方とか、語り口とかやっぱり圧倒的にすごいもんね。
「ナイルに死す」もそうだったけど、旅情に殺人。という組み合わせってのは最高なのかもしれない。本当にミステリーファンの弱みをくすぐります。
ファミコンのアドベンチャーゲーム「オホーツクに消ゆ」が素晴らしいのも、きっとこのあたりにルーツがあるのだろう(「オホーツクに消ゆ」への僕の愛はいづれ必ず書きたいと思ってます)。
原作を読み直して改めて映画(ケネス・ブラナー版)のキャストを眺めてみたけれど、全キャストがぴったりイメージ通りなんだよね。
でも、ポアロだけちょっと僕のイメージと違うんだよなあ.....。うまいけどね、ケネス・ブラナー。□
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
注意
ここから下は読みながら作った人物相関図を
張りつけてます。犯人も全て書いてますので、
これから読む人は決して見ないように!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!