青春の影

「 君の心へ続く 永い一本道は

  いつも僕を勇気づけた

  とてもとてもけわしく細い道だったけど

  今君を迎えにゆこう

  自分の大きな夢を追うことが

  これまでの僕の仕事だったけど

  君をしあわせにするそれこそが

  これからの僕の生きるしるし

 

  愛を知ったために涙がはこばれて

  君のひとみをこぼれたとき

  恋のよろこびは愛のきびしさへの

  かけはしにすぎないと

  ただ風の中にたたずんで

  君はやがてみつけていった

  ただ風に涙をあずけて

  君は女になっていった

 

  君の家へ続くあの道を

  今足もとにたしかめて

  今日から君はただの女

  今日から僕はただの男 」(チューリップ・財津和夫