NintendoSWITCH「Night in the Woods」(6点)
良いか、悪いか。と問われれば、間違いなく良い。
だが、
好きか、嫌いか。と問われれば、嫌い。かもしれない。
これまで体験したことのない新しい世界観をもったゲームである。
かわいい動物のキャラクターたちが息づく架空の町での物語。
キャラクターはかわいいのだが、反して物語はとても痛い。
キャラクターたちの誰もがなんだか挫折や絶望などの深い悩みや痛みを抱えていて、愚痴をこぼしたり罵り合ったりしている。総勢が永遠のモラトリアム状態のようだ。
「カッコーの巣の上で」の現代版という感じか。あるいは80年代~90年代のジェネレーションXと呼ばれたアメリカ映画のようでもある。
1日の終りに30分くらいプレイして1か月くらいでようやく終えたが、最後の方は「早く終わってくれ」という気分に変わっていた。
体力を必要とするゲームである。土日に一気にやるくらいがいいのかもしれない。
いろいろ書いてしまったけれど、丁寧に狙い通りに作りこまれていて、間違いなく、良いゲームです。□