PCエンジンミニの発売が発表された。
ファミコンミニのセンセーショナルな発売以降、メガドライブ、ネオジオ、プレイステーション等、かつての名機たちが続々とミニとして発表・発売されてきた。
さて次は!?.........と往年のゲームファンの期待が最も集まっていたのは、そう。PCエンジンである。
ファミコンブームのピークの頃に、任天堂とSEGAのデッドヒートに割り込んできたNECの名機・PCエンジン。
その期待に応えるかのように、満を持してPCエンジンミニの発売が発表されたのであった。そして収録されるゲームも次のように発表されたのである。
............往年のファンはどういう感想をいだいたのだろう。
「いけてない.......」
これは極私的なストレートな僕の感想である。
関心をひくのはY'sとスナッチャー、THE功夫、PC原人、ダンジョンエクスプローラくらいだろうか。あとはどうにも微妙なラインナップである。
最も叫びたいのは「なぜナムコの作品が一本も入っていないのか?」である。
僕にとってのPCエンジンの思い出は、ほぼハドソンとナムコの作品でかたちづくられている。
特にナムコは、「プロ野球ワールドスタジアム」「プロテニスワールドコート」「ファイナルラップツイン」「ドラゴンスピリット」「ギャラガ88」「パックランド」「妖怪道中記」「ワンダーモモ」「ベラボーマン」等々、幾多の大傑作をリリースした。
これらの名作たちが1本も収録されていないという段階で、これはPCエンジンではない。と思うのです。
ナムコの壁は髙かったのでしょうね。容易にはこういう企画にはのってこない社風なんでしょう。個人的には、ナムコの賛同が下りないのなら、PCエンジンミニは無理にリリースしなくても良かったのではないか、とすら思ってしまうのです。
奇しくもAmazonが年に1回のプライムセールをやっており、「さあ、PCエンジンを予約しよう!」と盛り上がっていたようだけど、もう気分は「どうでもいい」になってしまっていました。