追悼

その日、アトリエにNHKから電話が入った。

京都アニメーションのスタッフで消息不明になっている方がおられるが、そちらのアトリエに所属している等で消息がわかっていることはないか。との問い合わせだった。

あの惨事で不明になっている方々の消息を、関連のありそうな地域の美術団体や教室に総当たりで連絡を入れているのだと思われた。

 

京都アニメ―ションがこのたびの惨事に見舞われてしまったことを、とても残念に思っています。
まだ事件の真相のすべては明らかになってはいませんが、現段階の報道から犯人の異常な言動や行動には疑問や強い憤りを感じます。
このたびの事件は、今や日本の代表的な世界的な文化の一つであるアニメーションに対する不条理な冒涜であると感じています。
亡くなった方々はきっと、日本のアニメーションの未来を担う優秀なスタッフだったのだと思うと、その損失は大きく、本当に残念でなりません。

このたびの電話を受け、単なる一アニメファンであること、近くである京都での事件であることに加えて、ますます事件が身近なものに感じられ、気持ちが沈んでしまいました。

ご家族、関係者の方々のご冥福を悼み、一日も早く再スタートを切れることを心から願っております。□