買うつもりはなかったのです。
その日、なんだか小さなミスが続いてちょっと凹んでいました。
至急、父と母に送った手紙が10円不足で戻ってきてしまったり、
レンタルしたコミックの返却をし忘れてしまったり、
クーポンがあったのに定価でビデオレンタルしてしまったり、
極めつけは、映画無料のチケットがあったので映画館に出かけのだけど「この劇場では使用できません」と入口で断られてしまったり.....。
1つ1つはどうでもいい小さなミスなんだけど、重なるとこれがなかなかのダメージになるものです。
映画館には、かなり無理をして出かけたんだけど、入口で断られてしまって、突然目の前の予定が真っ白になりました。
まあ、映画は無料であれば観たいな、くらいのものだったので、では料金を払って観よう。とは思いませんでした。さらに、ちょっと疲れ気味で眠かったので、もしかしたら映画館に入っても、熟睡していたかもしれません。
ならば! 久々に街を目的もなく、歩いてみるか。と空白の時間を街散歩にスイッチしたのでした。
これがはじまりだったのですね。
たどり着いたのはヨドバシカメラ。テレビゲームのコーナーになんとなく向かったのです。
PS4「DEATH STRANDING」本日発売!!
次々と客が来てはそのゲームを手に取ってレジに並んでいました。
メタルギアシリーズの小島秀夫クリエイターが新たに発信する今年最大の話題作の発売日だったのです。
買うつもりはなかったのです。
未だ遊べていないゲームは山積しているから、とても手が出せる状態ではなかったし。
だけど、この日のゲーム売り場の雰囲気がもう「小島秀夫新作キターーーーーー!!」状態になっていて、まるでその狂気がフロア全体に伝染するかのようなものものしい雰囲気になっていたのでした。
そしてその勢いに流されて「買う?買っちゃうか?買おう!!!」とついに買ってしまった「DEATH STRANDING」なのであった。
ゲームを発売日に買うのは本当に久しぶりです。
最近は何か新しいものが出ても「いつかやる」という感じで、たいていは先送りだったのだけど、久しぶりに時代に乗れた感じがして、なんだかこの買い物はとても僕を癒したのでした。
その日の小さなミスがこのお買い物1つですべて消し飛びました。
ちなみに肝心のゲームですが、自宅に帰り早速プレイ。オープニングから少しだけ遊びました。
すごい......!の一言です。
クトゥルー神話か!?
オープニングからいきなり、クライマックスのような怖さ。
死の世界の門が開かれて、人類が死の世界に支配されているような物語?
ひとびとが都市にこもり外に出なくなってしまった時代に、都市と都市の間をアナログで物を運ぶことを生業とした男のストーリーのようです。
プレイの近況はまた書きたいと思います。これは最後までやり遂げたい。2019年最大の話題作です。□