親友

 

STAR WARS Episode9は親友と観に行った。

 

互いに独身のころは毎年海外旅行を恒例行事としていたが、結婚してからは忙しくなり、なかなか会う機会は減っていた。
だが、互いにSTARWARSファンであり、3年ごとに作品が公開されていくというので、それを口実に3年おきに再会していた。

すっかり中二病の抜けない僕らではあったが、そんな彼も今となってはすっかりイクメンパパである。

週末は息子が加入する少年サッカーチームのコーチを続け、華々しい結果を残してこのたび引退したようだ。

10年ほど前、彼は生まれたばかりの赤ん坊を連れて僕の個展会場に来てくれた。
あのときのあの赤ん坊が、今や少年サッカーチームの選手だというのだから時のたつのは早い。

3年間に1度しか会わないという意味では、織姫と彦星よりもレアな逢瀬なのだが、独身のころも、結婚直後も、パパとなった今も、彼の本質は少しも変わらない。
職場ではすっかり偉くなって多くの仕事を任される存在になっているようだ。
それでも、彼はいつも謙虚である。そしていつも気を遣ってくれる。
環境が変わっても、目線はいつも僕に合わせてくれるし、それが全くの自然なのである。彼自身の心根は、ずっときれいなままだ。

昔の話に花が咲いて、映画のあとの一風堂で2時間も話し込んでしまった。

次回は酒の席で、昔の旅の話を振り返ろうと固い握手をして別れた。

STAR WARSが終わっても、個展でもなんでも、機会を作り、これからもお互いの成長を確認していきたいものである。

May the force be with you!(フォースと共にあらんことを)□