ゼルダの伝説 その1

ゼルダの伝説ブレスオブザウィンドを終えた。

毎日こつこつと小さな時間を作って遊び続け、
3月の発売から半年でようやくエンディングを
迎えることが出来た。
クリアだけ目指すのならばもっと早く終わっていたかもしれない。
だが祠探しや村人たちの悩みを解決するという、本編とは関係が
ないギミックについ引き込まれ、結局すべての祠を掘りおこすまで
ガノンとの対決を先延ばしにしてしまった(ゼルダ姫ごめん!)。

それでも村人の悩みも全ては解決できていないし、
コログも100匹程度しか見つけられていない。
寄り道を続けるのならばまだまだガノンとの決戦を先延ばしにしても
よかったと思う。だが祠も掘り起こし終え、自分では一つの区切りを
つけるべく、残った部分はこれから配信されるDLコンテンツ入手時に
まとめて実施したらよいと考えている。

それにしても、本当に素晴らしい作品であった。

「あの向こうに見える小さな山の山頂に行ってみよう」

そういう素朴でありながら実現されることが無かった
オープンワールドを本作は完全に実現して魅せてくれた。
ゼルダの歴史を覆す大傑作であることは間違いがない。
しかもそれにとどまらずそもそもの「オープンワールド」のあり方に
ついても間違いなくゲーム史上に大きな影響を残す完成度だったろう。

ファミコンの初代ゼルダの伝説に出会ったときのことを思い出した。
本作もその前後でまったくゲームの歴史を変えてしまった節目の
作品だった。
ゲームそのものの作り込みや密度はもちろんブレスオブザウィンドが
高いのだろうが、自分の脳裏にやきつけた強烈な印象という意味では
初代ゼルダも全くひけはとらず、今なお金字塔として君臨している。

これらの時代の節目をこの目で確かめることが出来たことに大きな
歓びを感じる。

これだけすごいゼルダが出てしまったら、次の作品はつくれまい。
と友人が言っていたが、危惧する必要もないだろう。
ブレスオブザウィンドは優れた作品ではあるが、従来のゼルダから
多くの物を削ってこの世界を作ったものだと思う。それならば、
従来の作品にのみが持っている部分を楽しめばよいだけのことだ。

また次の厄災ガノンの復活のときまで、
オカリナだのトワイライトだのを遊びながら待つとしたい。感謝。□