ハロウィン!

 

山手線飲み会をはじめよう。

 

ぼくらにはまだまだ知らない街、知らない店がある。
いきつけの居酒屋もいいけど、知らない駅、知らない街を歩いてまだ知らぬ名店に出会い、飲んでいこう!
そう発案してスタートしたのが山手線飲み会であった。そしてその第一回目は目黒駅だった。
以来、毎回新しい駅に降り立ち、いきあたりばったりで駅の界隈を散策し、新たな店と出会い、呑んできた。
全28駅。足かけ8年。
その山手線飲み会が、ついに、このたびの渋谷駅で完結を迎えたのだった....!

それぞれの駅に、様々な思い出が去来する。

期待通りの下町感あふれる鶯谷巣鴨

おしゃれなお店が立ち並ぶ割に、居酒屋が見当たらなく苦戦した原宿。

悲願の新宿、思い出横丁。

予備校のイメージしかなかったが、古いアパートを改装した居酒屋街など思った以上に呑めた代々木。

そして最後の渋谷。
学生時代には映画をよく見に来たものだったが、思えばお酒を飲みに来たことはほとんどなかった。
今、改めて酒を求め、渋谷を彷徨ってみると、想像以上の充実ぶりで驚いてしまった。
老舗の山家、鳥竹。そして日本酒にこだわるKURANDに米心。これでもか!とばかりにお店が林立している。
まさに山手線飲み会の最終回を締めくくるにふさわしい充実ぶりなのであった。

そしてその記念すべき最終回をさらに強く印象付けたのはハロウィンだった。

その日の渋谷は、奇しくも10/31のハロウィンを迎える直前の週末だったこともあり、スクランブル交差点を中心として、大勢の警官がそこここに立ち、混乱を未然に防ぐために取り締まっている。
どこからか救急車や消防自動車まで登場し、なんだか狂気のお祭りを思わせる、ものものしい雰囲気にあふれていた。
若者たちはそんなこともおかまいもなく、ゾンビやらマリオやら好き放題のコスプレ祭りだ。
外国人観光客ですら、母国のオリジナルを忘れ、日本のコスプレハロウィンに溶け込んで大騒ぎをしている。
そんなちょっとした狂気のお祭りが、山手線飲み会の最終回を忘れがたい思い出に彩ってくれたのだった。

やっぱりお祭りはいいなぁ。
毎年ゾンビになりたい。と思っているが、来年こそはゾンビになって居酒屋に飛び込みたい。

さて山手線飲み会が最終回を迎えたばかりではあるが、次回からは銀座線飲み会がスタートすることになりました。

ぼくらの酒場放浪記はまだまだ続くのであった。□

 

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