今日の一冊

 

漫画「月館の殺人」(上・下)佐々木倫子著、綾辻行人原作

 

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15年ほど前に買ったのだけど、ずっと積ん読状態でした。

ミステリ界の鬼才・綾辻行人氏と、おたんこなーすで著名な佐々木倫子氏の夢の合作。

母に死なれ独り身となった女子高校生・空海(そらみ)が、それまで会ったことがなかった祖父から屋敷への招待を受ける。その旅路に乗り込んだオリエント急行・月館行 幻夜号。

祖父からの突然の連絡に戸惑いながら電車に乗り込む空海。雪の中を進む列車の中、やがて殺人事件が起こる。そして次々に起こる意外な展開と、連続殺人事件。

佐々木倫子氏の独自の笑いをにじませるキャラクターたちが、ほろ苦いミステリーに甘みを加えて、ケーキと珈琲を味わうような作品に仕上がっている。

読み始めるのに15年かかったけど、読み始めたら1日で読めてしまった。

このコンビでのシリーズ化も期待したいが、15年たってるし、もうないのかな。□