猛猛猛暑

 

この夏はずっと、暑い、暑い、と言われ続けているけど、エアコンのついた室内にいる時間が長かったので、さほどその暑さを体感することはなかったのです。

 

が。

 

先日ちくと京都に出かけたときに、危うく死にかけました。

 

これは、やばい。

 

本当にやばい暑さです。

 

先週陳列した先生の個展に挨拶に行こうと思っていて、折角京都に行くのだから、と広隆寺に行ってから会場に向かおうと決めました。

 

広隆寺聖徳太子が建立したといわれる寺の一つで、国宝第一号の弥勒菩薩半跏思惟像に会える寺です。

これまでにも奈良や京都の様々な寺に足を運び、国宝・重文をたくさんみてきましたが、広隆寺は未だに行けてませんでした。

せっかくならばということで、この機会にでかけたのです。

が。

もう本当に酷い暑さでした。

嵐電太秦広隆寺駅につくと目の前に山門が見えます。

寺までほとんど歩く必要もない。

暑いなとは思っていたけど、ちょっと舐めてたんです。

でも、境内に入って霊宝館に向かうだけで、もう汗だくになっているのです。

霊宝館の中は冷房はなく、扇風機のみ。

広隆寺のほとんどの国宝、重文を観られるということで夢中で見てました。

が、気づけば、もうそこでかなりのダメージを受けていたのでしょう。

拝観が終わるともうカラカラになっていました。

 

そこから個展会場へ向かうバス停に向かう道のりがまた暑いのなんのって。

太秦映画村の前を歩いて丸太町通りのバス停にたどり着いたときには、めまいがしている。

しかもバスが丁度、目の前で出てしまって、そこでまた20分ほど待つことになった。

 

おでこや脇というところではなく、目の下や腿、こんなところから?というところからだくだくと汗が噴き出す。

危うく倒れそうなところに、ようやくエアコンのきいたバスがやってきて、ぎりぎり危機を回避したのだけど、個展会場に着くや否や「お、片付け手伝いに来てくれたか」と。(爆)

さらっと絵をみて帰るつもりだったのだけど、結局搬出まで手伝うことになって。

さらに、個展会場が密閉されていたからもう、暑いのなんのって。サウナですよ。

 

ミイラになりかけたような気持で、這うようにして家に帰りました。

 

自宅についてすぐに水のシャワーを頭からかぶりましたが、シャワーを止めると、すぐに体中が熱くなる。体から湯気が出るほどに。

まるで大やけどの箇所に水をあてるかのように、ずっと背筋に水シャワーを浴びて、ようやく、なんとか落ち着きました。

 

その後のビールは言うまでもなく、この夏最高にうまかったのですが。こんな危険なビールはもうこりごりだと心底、思いましたね。

水分補給もしっかりとって眠りました。

この暑さ、本当に危ないので、みなさまもくれぐれもお気をつけて。

 

広隆寺の国宝については、また後日。□