生きている壁

 

映画館でもらったチラシ。

 

展覧会でもらったチラシ。

 

送られてきたDM。

 

飲食店でもらった名刺。

 

雑誌の切り抜き。........等々。

 

そんな情報は壁に貼るようにしている。

 

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こういったペーパーの情報を平積みしてしまうと、埋もれてしまって探すのがとても困難になってしまう。

 

「あのチラシ、あのペーパー、あのDMどこにやった.....?!」

 

散々探して見つからない。で、もう終わったころに出てきたりする。

そんな経験が重なって、いつの間にかこんなスタイルになった。

要件が済んだら、はがし、また新しい情報を張り付ける。

なくすことも、忘れることもなくなるし、ぼーっと眺めているだけで気晴らしにもなる。

 

コロナで長く外に出られなかった間は、壁の情報の更新も止まり、まるで体の血液の流れも止まったようになってしまっていたけれど、最近になってようやく、ゆっくりと動き出していることを感じてます。

中止になってしまった展覧会のチラシははがして大切に保存します。

延期になった展覧会のチラシには延期となった期日をマジックで足してます。

 

この壁は、生きているのです。□