「死霊の盆踊り」を観るにあたって、
期待を完全に捨て切って、
しっかり保険を用意して、
覚悟して、
観ました。
これだけ準備しておけば大丈夫だろうと。
結果、なんとか乗り切りました。
そもそもそこまでして観る映画って.....。
自称・映画ファンとして通っておかなくてはならない「イニシエーション」のようなものかもしれない。
あるいは、水疱瘡やお多福風邪のように免疫を作っておかなくてはならないものかもしれない。
この映画をひとことでいうなれば「粗悪なストリップショー」ですね。
この世になんらかの未練や事件を残した女の死霊たちが次々と墓地に現れ、朝まで踊り続けるだけの映画である。
覚悟を仕切っていたおかげで、それほどでもなかった。
かなり優しい目で最後まで暖かく見守ることができました。
「期待をしない」という人生哲学が、人間をやさしくするという実験の確認ができた。
人生ワースト1「食人族」、人生ワースト2の「ミッドサマー」を覆すほどでもなかったな。
でも、ワースト3に「死霊の盆踊り」が仲間入りです。□
追伸:「保険」で用意した作品のは、「悪魔のいけにえ」でしたが。
これはすごい傑作でした。
そもそも保険で「悪魔のいけにえ」かよ。という突っこみが聞こえてきそうだけど......。こちらも後日、きっちり書きます。