ゴーストオブツシマを終えた。
メインストーリーを終え、全てのサブストーリーも終えた。
全てのお稲荷さんを回り、全ての温泉を巡り、全ての蒙古の品を集めつくした。
これだけやり込んだゲームはここ近年には無かったと思う。
それほどこのゲームはおもしろかった。
作り込まれた美しい対馬のオープンワールドの隅々まで、歩きつくしたかった。見極めたかったのである。
お稲荷さんを探すことも、命がけで神社に参拝することも、蒙古の品を収集するのも、すべてが楽しくて仕方がなかった。
オープンワールドと言えば、ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドがダントツで、その完成度に圧倒された。
オープンワールドに触れた初めということもあり、大きな衝撃が脳裏に刻み付けられてしまったため、当分の間は、これを超えるゲームには出会えることはないだろうと思っていた。
だが、わずか数年と待たずに、ゼルダに匹敵するオープンワールドが登場したのであった。それがゴーストオブツシマであった。
同じオープンワールドでありながらも、ゼルダの伝説のようにどんなに高いところから落ちても、パラグライダーでゆっくりとおりてこられる。というような爽快感は、ゴーストオブツシマには、無い。
高いところから落ちれば、それは人間、死ぬのである。
だが、そのリアルな作られ方こそが、このゲームにとってはむしろ自然であった。
蒙古に占拠された村に潜入し、後ろから忍び寄り、一人、また一人、と片付け、村を開放していく爽快感は、これまで作られてきた多くのステルスゲームの爽快感を踏襲し、オープンワールドの旨味が加わり、やめられない、とまらない、かっぱえびせんのような味わいを醸し出した。
ようやくすべてをやり切った!と宣言したばかりだが、本日これまた、ディレクターズカットとして、新たなシナリオがリリースされる予定である。
まだまだゴーストオブツシマワールドからは離れられそうにない。□