今日の一冊

 

真夏の方程式」 東野圭吾著 文藝春秋

 

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(以下、自分のためのメモ ※すべてネタバレしてますので注意)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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・観光地で海水浴場である玻璃ヶ浦で、レアメタル採掘計画の説明会が行われる。

・「緑岩荘」という民宿の娘・川畑成美は玻璃ヶ浦の海を守るため説明会に参加し反対活動をしている。いとこの小学5年生の恭平は夏休みの間、父と母が仕事中に緑岩荘にやってくる。

・説明会に来ていた塚原正次(元刑事)が緑岩荘に宿泊していたが、崖の下で転落死していた。はじめは事故かと思われたが、CO中毒で死んでおり、殺害されたのち、崖下に遺棄されていた。

・塚原は成美の父、重治が主犯、実行犯として恭平を巻き込んで殺害された。
 重治は足が悪かったため、花火に行くと恭平を誘い出し、宿に花火が入らないよう、煙突に濡れた布を置いてくるよう恭平に指示をし、部屋の中にいる塚原をCO中毒にした。動機は、妻とその娘の真相をかぎつけてきたということを隠ぺいするため。

・塚原がかつて担当した殺人犯・仙波の事件。仙波はホステスの三宅伸子を殺害したことで逮捕されたが、殺害は、当時中学生だった川畑成美が実行していた。
成美が仙波と節子の隠し子であったことをかぎつけ、ゆすりにきた三宅伸子を、とっさに殺害したのが成美だった。娘の事件を隠すために仙波が罪をかぶり、逮捕されていた。

・節子の夫重治は、その事実を知っていたようで、仙波の事件を追う塚原を殺害し、海を守る団体の沢村が軽トラックで運搬して海に遺棄した。

 

ガリレオと小学生恭平の交流がほほえましく、切ない。□