もやテン2021 3.音楽部門

 

もやテン2021 音楽部門

 

1.サカナクション ホールツアーSAKANAQUARIUM【アダプト】@大阪城ホール
2.ユニコーンライブツアー2021「ドライブしようよ」@フェスティバルホール
3.東京事変「音楽」
4.「そこにあったから」MONONOAWARE
5.THE FIRSTTAKE YOASOBI「群青」

次点
・ミレニアムパレード「U」
稲垣来泉「イメージの詩」
・マカロニえんぴつ「Listen to the radio」
・ビッケブランカ「ポニーテイル」
・A.O「BLUE SOULS」
ビルボード大阪「Kitri」
KING GNU「BOY」

 

1位は、年末最後に滑り込んだ、サカナクションのホールツアー。震撼した。
2年にわたり、コロナ禍で従来通りの発表やライブができなくなり、その思いや反動が爆発したようなライブだった。これまでの楽曲を総じて振り返るようなセットリスト。斜め上からステージを見下ろす素晴らしい席で、ステージまで50メートル程度。ジェットコースターのようにMCなしでラストまで走り抜け、アンコールでじっくりMCするという重厚なステージづくりに恐れ入った。
ボーカルの山口一郎氏は理系的な戦術で企画をし、文系的な感性で楽曲や詞を構成しているように感じる。まさに二刀流だと思う。
ほぼ日の「バンド論」の言葉も改めて読み直したい。
東京事変「音楽」は10年ぶりのアルバム。いい曲を作ろうというフェーズを抜けて、楽曲そのものに意味はない。という姿勢の中、ただ「気持ちよいもの」「きれいなもの」を作ろうとしていることを感じとり、すげえとうなった。
シングル楽曲で最も輝いたのがMONONOAWARE「そこにあったから」。僕が絵画で表現したいことを音で表現したという、ど真ん中ストライクな楽曲でした。
その他、次点としたものも、全て2021年を代表する素晴らしい楽曲、ライブでした。
今年は音楽がすごく響いた。
コロナ禍で家にいる時間=音楽を聴く時間が長かったからだろうか。またはアーチストのコロナ禍による反作用の出力が際立ったからだろうか。□