★日めくりカレンダーの美学。

 

毎日に小さな変化を入れるために、

日めくりカレンダーを使っている。

 

今年は「宙のカレンダー」に決めたのだが、

実は、購入を決めたときはどうかと思っていた。

 

 

なるべく、

かっこよくて、

おしゃれで、

ためになるような、

日めくりカレンダーがいい。と思い、

毎年いろいろ買い換えてきたのだが、

それほどのものがそうたくさんあるわけではない。

 

「来年は数年前使っていたものにするか」と

若干の内容変更に期待をしながらも、同じものの

繰り返しになってきたりもする。

 

「宙のカレンダー」は、月の満ち欠けをプリントした

日めくりカレンダーなのだが、

数年前に使っていた日めくりカレンダーは、

月の満ち欠けの情報もさることながら、

ことわざや暦、今日の出来事、芸能人の誕生日まで

みっちりと情報が記載されていた。

それだけの情報が記載されたカレンダーのうち

月の満ち欠けだけを取り出して日めくりする。

なんてのは、あまりにも情報が少なぎないかと思っていた。

 

だけど、結果として、宙のカレンダーは素晴らしかった。

 

月の満ち欠けと偉人の一言。そして時折星座にまつわる

イベントの表示が差し込まれる。

 

 

「美しい」のである。

 

 

カレンダーをめくるごとに、ただ月の満ち欠けを知り、宙を想う。

そこに、心が静かになる喜びを感じるのである。

 

現代のぼくらには情報が溢れすぎてる。

情報がたくさんあるということが必ずしも良いわけではない。

そんな発見ができたことが嬉しい。□