毎日に小さな変化を入れるために、
日めくりカレンダーを使っている。
今年は「宙のカレンダー」に決めたのだが、
実は、購入を決めたときはどうかと思っていた。
なるべく、
かっこよくて、
おしゃれで、
ためになるような、
日めくりカレンダーがいい。と思い、
毎年いろいろ買い換えてきたのだが、
それほどのものがそうたくさんあるわけではない。
「来年は数年前使っていたものにするか」と
若干の内容変更に期待をしながらも、同じものの
繰り返しになってきたりもする。
「宙のカレンダー」は、月の満ち欠けをプリントした
日めくりカレンダーなのだが、
数年前に使っていた日めくりカレンダーは、
月の満ち欠けの情報もさることながら、
ことわざや暦、今日の出来事、芸能人の誕生日まで
みっちりと情報が記載されていた。
それだけの情報が記載されたカレンダーのうち
月の満ち欠けだけを取り出して日めくりする。
なんてのは、あまりにも情報が少なぎないかと思っていた。
だけど、結果として、宙のカレンダーは素晴らしかった。
月の満ち欠けと偉人の一言。そして時折星座にまつわる
イベントの表示が差し込まれる。
「美しい」のである。
カレンダーをめくるごとに、ただ月の満ち欠けを知り、宙を想う。
そこに、心が静かになる喜びを感じるのである。
現代のぼくらには情報が溢れすぎてる。
情報がたくさんあるということが必ずしも良いわけではない。
そんな発見ができたことが嬉しい。□