1.
2.
1992 ヒラギノ→2000MAC搭載(SCREEN)
2002 游明朝・游ゴシック
2022 文游明朝(フトコロが狭い)
文麗仮名
夏目漱石「こころ」のイメージで作ってほしい
窓際のトットちゃん続編に
3.
(様々な文游明朝)
垂水仮名の「よ」がいい。
朝靄仮名 for谷川俊太郎。
私は「文字は社会のインフラ」という
言い方をしてるんですけど、
なるべく多くの人に読みやすくて、
「これは誰々のデザインだ」といった意識をされず、
きれいで読みやすい書体にしたいんです。
4.
漢字はまず、書体見本として
「東・国・三・愛・霊・今・鷹・永・力・袋・酬・鬱」
という12文字をつくるんです。
なかでも一番最初につくるのは、「東」と「国」です。
→「三」は縦線がない。黒味が少ないので「うろこ」で個性を出す。
5.
12文字の書体見本ができたら、
次に「種字」というのをつくるんですよ。(415文字)
→種字が出来たら、へんとつくりの組み合わせをして漢字数を拡張していく。
そうやってどれくらいの文字をつくるかというと、
一書体あたり、漢字がおよそ1万4500字。
さらにそのほかに、ひらがな、カタカナ、
アルファベット、記号なども入っています。
これを全部、手で書くことを想定してください。
それを昔は1セット3万円で売ってたんです。
高いと思いますか?
だけど、買ってもらえないんですよね。
楽しそう?
毎日こんなことをやっているんですよ。
6.仮名のつくりかた
実際に筆で書いたときの動きが
文字のなかに残るようなつくりかたを、
私はしたいと思っています。
「良い書体の条件は?」
書き方の歴史のようなものをなるべく引き継いでいて、
なおかつ手で書いたことがちゃんとわかるような書体。
まったく新しく見える書体ではなく、
どこか既視感があるというか、そういう書体。
7.
明朝体は「線に太・細がある」んですよ。
その太・細に、なにか機械的ではないところがあって、
人間の感情とちょっとリンクしているのでは
と思います。
【学んだこと】
・「手書きが好き」「フォントが好き」と言っている自分ですら、
この人の「好き」には全くかなわないと知る。
・フォントは単なる感覚で作られるものではなく、
文字や言葉の長い歴史が積み重なってできているものだと知る。
・手書きでコツコツ14000文字。
20000~30000円のフォントが安く見えるようになる。
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