制作日記 樹の会25(2)

 

最初の一手目で、できたと思ったんだ。

 

なにこれ、おもしろいじゃん。これでいいや。これで完成って。

 

でも、それは途中。

もともとあったゴールとは全然違う形で偶然おもしろいものが、

その時点で見えただけだった。

それを完成としちゃうなんてことはできない。

それは一つの過程であり、もともとあったゴールに向かって「破壊」するしかない。

これが痛い。

 

もともとあったゴールとは違うけど、今確かに目の前におもしろいものができちゃっているのなら、それをゴールにしちゃって、ハイできました!という方がどれだけ手っ取り早くて楽であるか。それをわざわざ壊して、ゴールを目指してみても、もう今以上の良い状態なんてできえないかもしれない(というか、これまでの経験上、できないことの方が多い)

そこまでわかっていて、わざわざ壊すんだから。

でもそれは、弱い土壌に生えた木を引きぬいて、強い土壌に植え直すような感覚。

やらないともっとよくなっていかないから、断腸の思いでやるしかない。

青々と茂りかけた山に火を放つようなものだ。

 

で、破壊して立ち上げ直したら、やっぱり一手目で出ていた良さが全部消えちゃって。

当初のゴールを目指して進んでいるけど、もうどこにいるかもわからない状態になってしまった。

痛。

激痛である。□