断念。

 

万博は、もう無理だな。

 

関西万博も残すところ1か月となったが、
聞くところによると、
閉幕までほぼ入場の予約は埋まってしまっているようだ。
パビリオンの抽選も申し込んだところで、概ね落選となり、
予約なしで見学をするために4時間並ぶようなことになっている模様。

 

フリーパスがあるから、一人であと2,3回くらい訪れて、見逃したものを見るつもりではいたが、今それほどまでの混乱状態となった会場に、あえて突っ込んでいくという気力や余裕が、今の自分にはない。

もう、このまま閉幕を外から見守るしかなさそうだ。

 

結局、万博には2回訪れたが、幼い子供を連れての見学など、到底できたものではなかった。
大屋根リングの下で子供が走る姿を眺め、混雑を避け、誰もいないスタジアムでワールドKANPAIビールを飲んだ。それくらいの記憶しかない。

世界の料理を楽しんだ、とか、

イタリア館を見たとか、

IPS心臓を見たとか。

そんな話も、今となっては「それがどうした」という気がしている。

動的平衡館とか電力館とか、自分がいくつか眺めたパビリオンは、「これだけか」という感想しか残っていない。

やっぱり万博の一番の価値は大屋根リング。それに尽きると思う。

そこはまあ歩けたし、また、生まれたての子供をスタジアムで遊ばせた。なんていう、今しかできないエピソードも体験できたし。そのあたりで納得という感じだ。

 

まあ、今思えば開幕したての早い時期に、もう少しこまめに通っておいてもよかったとは思うけど。

 

さらば、万博。ちょっと早いけど。□