2025年のハロウィンは、雨だった。
これほどに降るか。というほど、降った。
朝から晩まで、ずっと降りい続いていた。
ハロウィンといえば毎年なにかと話題になる渋谷だが、
雨のためか仮装する若者も少なく、
今年はDJポリス出動。とまではいかなかったようだ。
室内にいても耳につくほど強く降る雨の音を耳にしていると
「サスペリア」が観たくなった。
思えば、ハロウィンに「サスペリア」というのはオツだ。
始まってすぐの、あの土砂降りシーンがいきなり怖い。
外の雨と絶妙にシンクロする。
「よりによって、今降るか」という嫌な経験は誰にでもあるかもしれないが
異国の地についてすぐ、空港の外に出ていきなりの土砂降りはへこむ。
おまけにタクシーは全く止まってくれない。
ようやく止まった一台のタクシーだが、運転手は荷物すら運んでくれない。
行き先を伝えても、耳に入らない。
最初の5分でもう映画全体を「不穏」が覆っている。それが2時間続く。
改めて観て、やはり「サスペリア」はサスペンス、ホラーとしても屈指の傑作だと思う。土砂降りのハロウィンを大いに盛り立ててくれた。
ベッドに入ってから、ベッドライトで楳図かずおの「おろち」を少し読んだ。
おろちという不思議な力をもった少女が、行く先々で不気味で不思議な事件に遭遇し、物語を動かしていく。
楳図かずおにしては珍しくホラーというよりサスペンスが強い印象の作品で、窓の外で大雨の降るハロウィンにうってつけだと思う。
まずは「姉妹」そして「骨」。
眠くなるまで読み、続きはまた明日の晩に。
この機会に、改めて夜のベッドで楳図かずおを丁寧に読み返していきたいと思う。
カレーライスに福神漬け。というように、
ハロウィンにもうってつけの映画や漫画を充てると、不思議な相乗効果がうまれるように思う。
仮装で楽しむのもよいが、こんなハロウィンもおつなものだ。□