もやテン2025(1)映画部門

 

1位 マンダロリアン(Disney+ドラマ)
2位 東京タクシー
3位 ミッションインポッシブル8 ファイナルレコニング
4位 怪物
5位 ガープの世界
6位 シビルウォーアメリカ最後の日
7位 侍タイムトリッパー
8位 龍拳
9位 ある男

10位 ハケンアニメ

 

〇次点
男はつらいよ37 幸福の青い鳥
男はつらいよ41 寅次郎心の旅路
男はつらいよ9 柴又慕情
男はつらいよ13 寅次郎恋やつれ
機動戦士ガンダムGQuuuuuuuuX beginning
鬼太郎誕生 ゲゲゲの秘密
ケイコ 目を澄ませて

落下の解剖学
教皇選挙
ドラゴンロード
エブリシングエブリウェアオールアットワンス
シェラデコブレの幽霊
キャノンボール
アタックオブキラートマト
漁港の肉子ちゃん

 

〇再鑑賞
ローグワン(Re)
東京物語(Re)
2001年宇宙の旅(Re)
スターウォーズEP1ファントム・メナス
スターウォーズEP2クローン戦争
スターウォーズEP3シスの復讐
少林寺木人拳

スターウォーズに浸かった1年だった。マンダロリアンはDisney+のドラマで、映画ではないが、マンダロリアン、アソーカ、ボバ・フェットの一連のスターウォーズドラマ作品は、もはや映画スターウォーズ本編の一部であるとみなしてよいと思う。
その他、キャシアン・アンドー、アコライト、スケルトンクルー、オビワンケノービも全部観た。そこから映画のローグワン、EP1~EP3も見返して、やっぱりスターウォーズSF映画の中でも突出した存在感を放っているということを再認識した。来年はいよいよ「マンだロリアン」が映画化される。期待しすぎずに待ちたい。
東京タクシーは山田洋二監督94歳の作品。それだけですごい。これまでの山田監督作品にはない暴力や性描写度が高い印象。ド直球のストレートで概ね物語の結末も見えてしまうので、物語でみれば新規性はあまりないのかもしれないが、倍賞千恵子の声や演技が鑑賞すべき価値となって作品を包んでいた。もちろん木村拓哉の存在もそれを引き出すことに強い力となっていたと思う。二人の名優が作品の強い柱となっていた。そもそもロードムービーが大好きなんだ自分は。6位のシビルウォーアメリカ最後の日も、新しいロードムービーだった。
MI:8についても63歳になるトム・クルーズが飛んでいる飛行機にしがみついて空中戦をするというだけで「まいりました!」という気持ちになる。まっすぐな「娯楽」としてのハリウッド映画が少なくなっている中、公開前からとても楽しみにしていた。トム・クルーズの新しい活躍にも期待したい。
怪物。小学校でいじめがあり抗議に行く母親に対し、魂が抜けたような気持ちの悪い学校の対応。ホラー映画のような不気味さが漂う前半に対して、少年や人間の深いところにもぐっていく後半のドラマのコントラストがすごい。
ガープの世界。名画として名前は聞くが、なかなか見る意欲がわかず、長い間放置していたが、観てみたら「名画」だった。こんなことあるのかよ。と突っ込みたくなるような悲劇やら喜劇がごっちゃごちゃに入り混じって、それでいて虚構ではないようなリアリティがある。フォレストガンプもこの映画を超えたくて作られたのではないか(でもガンプは作り物感からぬけられてないと思う)。
侍タイムトリッパー。カメラを止めるなを思い出させる、インディーからのヒット作ということだが、時代劇というものを作るのはとても大変だということを、映画を観た後のNHKかの特番で観て、それでも作りたい。という監督の想いが沁みた。タイムトリップするというSFはこれまでもどこかでみたような設定だが、時代を超えて再開されるラストの殺陣に生唾を飲むほどの本物感があって、そこがすごく印象に残ってる。
龍拳。ジャッキー・チェンの映画はどれも素晴らしい。シンプルでわかりやすく、共感ができるキャラクター、物語設定。今観てもやっぱり素晴らしい。あ、笑拳に出てたラスボスがいい人役で!とかいういわゆるロー・ウェイ監督ファミリーの配役がなんかアットホームだ。龍拳は他の作品に比べシリアスな物語だったから、テレビ放映とかほとんどなくて、ちゃんと見たことは無かったけど、これも蛇拳酔拳、笑拳にならぶ作品としてしっかり記憶に残されてもいい完成度だった。ノラミヤオは今何をしているのだろう。
ある男。この映画を観たとき、「ファミコン探偵俱楽部笑み男」はこの映画をパクったな。と感づいてしまう。2時間という枠の中で謎が提示され解決されていく重厚なドラマは、無駄にのばされた笑み男よりも素晴らしく、しっかりと心に刺さった。
ハケンアニメ。まあ2本のアニメが日本の経済を激震に追い込むようなこんな世界観はないのだけど、なんか出てくる人たちがあたたかかったしモチーフとしてもうまく作品になっていてよかったのではないか。

今年は新しい映画だけではなくて、再鑑賞した映画もあったが、今観ても、新作をしのぐできで、ルール無用にしてたら、これらがベストテンに入っちゃってもおかしくないと思った。2001年とか、いつみても、今も1位だよ。圧倒的。少林寺木人拳の「木人」は映画史上に残る大発明だし、スターウォーズファンにとってのローグワンの最後の5分は、どんな映画のどんでん返しよりも強烈に脳みそに焼き付いてしまう。□