大人のいうことをきかない世界

かつてはどの世界も「言ったもん勝ち」だった。

世界のパイオニアたる亜米利加がギターをきゅい~んと奏でて「Baby!」と叫べば、出遅れた子供たちはそれを追うように、わけもわからず「Baby!」と叫んだのだった。
映画や音楽、そしてビジネス。どのフィールドでも先輩たちが作ってくれた道筋を素直にたどって歩くことで僕らは安心して前に進むことができた。
でも、そんな子供たちも気付けば青年になり、かつての大人は老人になった。
国家も。
組織も。
人間も。
大人は老人になり、子供は大人になる。
世界は移ろっていく。
でも移ろうということに従わず、しがみつくものがいる。
むしろ誰もがしがみつく。
ずっと今にしがみつきたい。これがぼくらのサガ。
亜米利加は、かつての亜米利加の栄光に。
技術立国は、かつての技術立国の栄光に。
政治家は、かつての政治家の栄光に。
課長は、かつての課長の栄光に。
しがみつきたい。
どうしても引き返せない時間へあらがうために、老いを正当化する「元老院」なんて組織をつくってまで、しがみつこうとする。
歳をとったぼくらがすべきことはなにか。
それはしがみつくことではなくて、次にバトンを渡すことであると思う。リオ五輪での日本陸上の美しいバトンパスのように。
「かつての美しさ」ではなくて「今だからこその美しさ」を探すことをしていきたいものです。□

今日の日本酒

黒牛 しぼりたて 生酒原酒
和歌山県海南市/株式会社名手酒造店/8点)

株式会社名手酒造店

職場の近所にある居酒屋に、
かの「黒牛」があることは知っていた。
この居酒屋に行くことはたびたびあるのだけど、
いつも飲み放題付きのコースとやらで行くので、
「黒牛」をいただくことはずっと出来ずにいた。

先日、絵描き仲間の展覧会のレセプションに行ったとき、
ついに「黒牛」をいただくことができた。
和歌山の絵描き仲間が、地元の酒ということで、
しぼりたての「黒牛」を持ってきてくれたのだった。
遅れて行ったため既に半分以上が飲み干されてしまって
いたものの、皆概ね出来上がっていて、お酒が残った。
で、もらって帰ったの残りがこの「黒牛」なのだった。

前置きが長くなったが、それほどまでに気に留めながら
長く飲めずにいたお酒にようやく出会えたのだった。
だけど、これだけ期待を溜めて溜めまくったものは、
だいたいが期待外れに終わってしまうこともある。が。

うまい.....!!

...のであった。大当たりです。
甘口のお酒だと思う。でもただの甘さではない。
底に黒さ=辛さが潜んでる感じがする。
ふわっと甘さが広がった後、まるで牛に引かれるかのように、
底の黒さ=辛さに引き付けられる。そんなお酒です。
そうかだから黒牛なんだ~。勝手にこじつけてしまうほど
嬉しい出会いなのであった。□

 

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増田栄誉賞

フィギュアスケート羽生結弦選手が国民栄誉賞を受賞されるようです。

とてもおめでたい素晴らしいニュースです。

怪我を抱えながらも金メダル2連覇達成!という大変華やかな成果での受賞。
インタビューではあんなにやさしい顔をしているのに、リンクの上に立つと瞬時に戦闘モードの顔つきに変わる彼の「入り方」がとても印象に残っている。
羽生選手は確かにすごい。日本国民の誰もがこのたびの彼の活躍に感動した。誰もが納得のいく受賞だと思います。

だけど、実は僕にとってのピョンチャン増田栄誉賞は(いらんわ!とは言わないで)、小平奈緒選手なのでした。
女子スピードスケート500メートルのレースを終えた後、次のレースに参加する選手を気遣って観客に向かい「静かに」のジェスチャーをしたこととか、敗れて涙を流す韓国選手を抱きしめて称えたりとか。
レースの質もさることながら、スポーツマンシップにおいても、ここまで美しいのか。と震えた。
これこそが大和撫子であり日本のほこりだと思うのです。
メダルをとるとかは一つの通過点であり、いつも静かに強くそこに居る。そして周りも含めて全てを気遣う。
そういう姿勢を見せてもらえたことが、この大会で最も感動した瞬間でした。沁み渡りました。

はるか後方をほふく前進するかのような鈍臭さで追いかける僕も、
良い仕事と良い精神性をもって仕事にまい進したいものです。□

 

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ある意味、健康。

たいへんハードな制作の日日。

制作がピークになると、一見、健康に気をつけて!
と、周りを心配させる状態になってしまうように
見えるが。実はある意味、健康だったりするのだ。

制作に没頭できていない最初の頃は、
そこそこやったら、さあ休もう。と眠る前の
「酒モード」に突入してしまう。
ほんでもって、翌朝、胃もたれをおこしていたりして
しまった!ということを繰り返してしまうのだが。
制作がピークの頃には酒モードに入る時間すらない。
そんなときは、お茶をすすったりしながら眠る前に
ブログなどを軽く書いていたりするのである。
そして即、熟睡だ。
メリハリが絶頂のときこそ、僕らはもっとも健康
なのかもしれないね。

さて、ようやく体があったまってきたようだ。
この状態で残る2か月を乗り越えたいと思います。□

radiko, LOVE!!

ら~じこちゃぁ~ん。むほほほほー。(ルパン風に)

radikoプレミアムに加入してしまった。

ラジオ好きである。

絵描きにとって、というか、手を動かす仕事をしている人の多くはラジオ好きなのではないか。
手を動かしている間はテレビは見られないから、おのずと耳で情報を入れるようになる。
ふいに懐かしい楽曲が流れてきたり、知らなかったイベントの情報が入ってきたり、DJの楽しいトークに思わずにっこりしてみたり。ビジュアルがなくとも驚きや楽しさがあふれだしている。ラジオは素晴らしい。

浅草に住んでいた時はJ-WAVEのクリスペプラーがお気に入りで、離れてからもずっと何とか聞けないものかと思案していた。
やがてradikoプレミアムが始まったけれど、加入してもオンタイムでは聞けないし、録音手段も無いから思うように楽しめないと思い込んでいた。だけど、そんな悩みはタイムフリー機能でとっくに解消されていたのですね。

北海道から沖縄までのFM局のラジオをいつでも好きな時に聴くことが出来る!

なんと素晴らしい時代になったのだろう。

波よ、聴いてくれ!
ということでまずは北海道のラジオ番組をあさってみたりしてる。ミナレさんは....いないよね(当たり前だっ)。

この春はradikoと共に、個展制作をのりきるぜ!□

なんとしても!

例えば海外旅行にでかけるとき、
9:00AMにフライトと決まっていたら、
誰でも目の前の用事など切り上げて、
最優先でその時間までに空港へ向かうでしょう。

誰にでもわかる「〆切」の概念である。
なんとしても、その時間には今の仕事を終え
なければならない。
この「なんとしても!」の緊張感。
この緊張感を、日ごろから自分に課したい。

16:00に映画の予約をしてしまっていたら、
15:00には制作を終えていなくてはならない。
制作を6時間したいのならば、昼食時間を除き
8:00AMには作業を始めなくてははならない。
そしてその限られた6時間の中で、ぼくは、
最大限の成果を出さねばならない。

1日中じっくりと家で作業ができるよりも
むしろ、このように時間が限られた方が、
仕事のパフォーマンスは高いように思う。

この緊張感を上手にコントロール出来たら、
「忙しい」なんて言葉は僕の辞書から消えて
しまうだろう。

人生に減りと張りを。
もっと上手に時間を使えたらと思っています。□

今日のゲーム

「どうぶつタワーバトル」for iPhone

 

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4月に予定している個展の制作にもようやく火がついて、
もはやゲームで遊ぶ時間はない。
毎日制作が終わるころにはぼろぼろに疲れ切っていて、
そこからゲームでも。という気持ちには到底なれない。
それでもちょっとでも遊びたいな~と思いながら布団に
潜り込んだとき。
この「動物タワーバトル」を3~4戦だけやって眠る。
わずか数分の小さな娯楽ではあるがこれがなかなか日々の
大きな楽しみになっている。

僕はゲームはやっぱりコンシューマーでがっつり遊びたい。
とずっと思っているが、
タッチパネルで移動中に少々。というスマホの特性を
徹底的に活かした優れたゲームが多くなったように思う。

上から落ちてくる動物たちを、相手と自分で交互に配置し、
動物を台から落としたら負け。というシンプルなルール。
しかし、動物の重さや動きが丁寧に作りこまれていて、
シンプルでありながら戦略性がある。それいでいて手軽だ。
なんどもなんどもやってしまう不思議な魅力が溢れている。□

追伸:作者の言葉もブログになっているようです。

blog.planet12.jp