2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

あのころ ~修学旅行の生八ッ橋~

「おひとつ、どうぞー」 京都駅構内の土産もの店が集まる一角。 秋の観光客でごったがえす生八ッ橋売り場で商品を見ていたら、店員に声をかけられた。 抹茶、ニッキといった元祖に加え、チョコレートやイチゴ、柿といった新しい味が増えている。 すすめられ…

今日の一冊

「さよなら妖精」米澤穂信著 創元推理文庫(9点) すべてが完璧というわけではない。なんとなくミステリーとしてもう少し読みたいという気持ちもあるし、他愛もない仲間たちとのイベントの描写を少し長く感じたりもする。だけど、全体としてみたら、忘れら…

今日の語録

悲しみの果てに 何があるかなんて俺は知らない 見たこともないただ あなたの顔が 浮かんで消えるだろう 涙のあとには 涙があるはずさ誰かが言ってた 本当なんだろういつもの俺を 笑っちまうんだろう 部屋を飾ろう コーヒーを飲もう花を飾ってくれよ いつもの…

今日のカレー

旧ヤム鐡道 スパイスカレー2色 ¥920(税抜)(8点) 谷町六丁目にある「旧ヤム亭」のスピンオフ展開のお店(らしい)。LUCUA1100の地下2F。なんとも活気のある飲食店街の中にお店があります。 オープンな店内は「鐡道」というだけあって、列車の中を…

制作日記

姫路城でスケッチをした。 スケッチに出かけるのは久しぶりだった。天気は秋の風が吹く快晴で、まさにスケッチ日和であった。 スケッチがうまくいったかどうかはわからない。 だけど青空の下で目の前にある景色を写生していた間、ただ「描きたい」という気持…

暗示の力

「昆虫を大の苦手とする女性が、 それを馬鹿にする夫に復讐するために、 夫の苦手な蜘蛛を催眠術で得意にさせ、蜘蛛を食べさせる。」 以前、探偵ナイトスクープでそんな依頼を放映していた。 蜘蛛を夫に食べさせるという以前に、まずは妻の方が、蜘蛛はおろ…

今日の日本酒

十九 Goldener Bear 純米吟醸酒 蒸し燗火入れ長野県長野市/株式会社尾澤酒造場/7点 株式会社尾澤酒造場 なんともかわいいジャケットである。ジャケットは6種類もあるようです。無意識に手に取ったが6種類あるとわかっていたらもうちょっと見てみるのだっ…

雑草の花

雑草にも花が咲く。 当たり前のことであるが、僕らの多くはそんなことを忘れてしまっている。 桜や向日葵、コスモスのような誰もが知っている花には、スポットライトが当たるが、雑草にはスポットライトは当たらない。 大きかろうが、小さかろうが。 知られ…

もったいない

味噌汁は、具が多くて汁が少ないと美味しそうに見える。 味噌汁を作っていてふと、そんなふうに思った。手前味噌ではないが、自分の味噌汁はもちろんふつうに食べられ、美味いとは思うが、どうもプロのようにはいかないと思っていた。だが、それは見え方にも…

制作日記

「なんのために描くのか」 そう問われたとき、 「描きたいから描く」 そう答える。 だけど長く続けているうちに、ごみがつく。 「うまく描きたい」 「目立ちたい」 「ほめられたい」 そのうち、いったいなんのために描いているのかがわからなくなる。 15年…

夢十夜 Season4 第五夜

こんな夢を見た。 大きなプロジェクトの一員となり仕事をすすめているが、遅々として進まない。どうやら世界的な問題がボトルネックになっていて、それが解決されないことには作業が進められないようだ。なんとかならないかと先輩に相談すると、 「サミット…

今日の一冊

「頼子のために」 法月綸太郎著 講談社文庫(7点) 愛する娘を殺害され、犯人を追い詰め報復し、自分も自決する。という冒頭の大学教授の手記から始まり、事件はとんでもない結末を迎える。ミステリーとしての完成度はとても高い。 <以下、自分へのメモ ※…

★二つの寺

蟹満寺の国宝釈迦如来坐像を拝顔したとき、まず「大きいな」と感じた。むしろ「大きすぎるな」と感じた。奇顔である。いわゆる仏像が今のスタンダードなお顔になる前の白鳳と言われる時代に作られた仏像である。かつて写真でそのお顔を見たとき、その奇顔に…

今日の日本酒

「酔鯨 特別純米酒 名将銘酒47撰Ver」 (高知県高知市/酔鯨酒造株式会社/7点) https://www.suigei-net.com/ 阪急百貨店の地下の酒店で発見。 「キャプテンハーロック!?」 誰もがそう思うなんとも凛々しい漢。その正体は、坂本龍馬なのであった。そして…

要望

美術館への要望 1.チケット半券による再入場の半額化 2.図録の電子化 3.ボールペン使用の解禁 4.開館時間の延長(~21:00) □

★前へ出る

目先の面倒から逃げることが将来、何十倍もの面倒になってしまうことがある。 ことがある。というより、ほぼ必ず。と言った方がいい。目先の面倒から逃げたら、間違いなく、将来より大きな面倒になって跳ね返ってくる。 目先の面倒から逃れたい。 それは、今…

食パン!

朝は食パンを食べます。 冷凍していたパンをトースターで3分。ほどよくこげて、おいしく出来上がります。 近所のスーパーでは、賞味期限切れ直前の食パンが5枚で44円。毎朝8円程度!合わせてバナナやらヨーグルトを食べても毎朝70~80円程度に収まります。お…

制作日誌

会場に入った途端、目に真っ赤な空間が飛び込んできた。 赤い糸である。 巨大な空間のそこここに置かれた針金のボートから、無数の真っ赤な糸が紡がれ、天井までの空間を覆いつくしている。 現代美術家・塩田千春の空間美術である。 会場に入ると誰もが息を…

今日のゲーム

かつて、ご近所さんとは家族のようなものだった。 お互い自宅の鍵は開けっ放しで、垣根越しにたわいもない話をしたり、作りすぎたおかずを交換しあうような関係であった。 それから時代が流れ、ネットによって国籍すらも越えた新しい人とのつながりが生まれ…

DEATH STRANDING!!

買うつもりはなかったのです。 その日、なんだか小さなミスが続いてちょっと凹んでいました。 至急、父と母に送った手紙が10円不足で戻ってきてしまったり、 レンタルしたコミックの返却をし忘れてしまったり、 クーポンがあったのに定価でビデオレンタルし…

今日の語録

「 金を残して死ぬ者は下だ。 仕事を残して死ぬ者は中だ。 人を残して死ぬ者は上だ。」(政治家 後藤新平)

今日の語録

塩田千春「浴室の中で」

2019流行語大賞ノミネート

2019年の流行語大賞ノミネートが発表となりました。 今年も、もう1年を振り返る時期になってしまいました...。 早い。早すぎます......! それだけ僕も歳をとったのでしょうね.........。 今年は兎に角、ラグビーW杯日本大会に尽きるかと思っています。 大賞…

★同期と非同期

時間のかかりそうな仕事の依頼メールが届いたとき。 「承知しました。少々お待ちいただけますでしょうか」 先ずは、直ぐに返事を返すのが、美しいと思う。 依頼された仕事を全て終えてから、返事するというやり方もあるが、もしそれが数日かかるような仕事で…

★制作日誌

引退した先輩方が1年をかけてじっくりと1枚の作品を作り上げる。年齢も画歴もまったく関係はない。人一人がじっくりと時間をかけて丁寧に作った作品は、付け焼刃の作品では、到底かなわないほどの迫力を持っている。僕の作品は、まさに付け焼刃であった。毎…

恐れ入る

忙しくなった。と思う。 でも、ぼくだけが忙しいわけではない。 きっと、誰もがみんな忙しい。 ぼくなどはきっと忙しさの序の口だろう。 本当に忙しい人に失礼になるだろうから、 やすやすと忙しいなんて口にはできない。 彼は毎晩、妻と子供たちが寝静まっ…

制作日誌

「もっと根性いれんとあかんぞ」 今年の二紀展は大失態だった。作品がアトリエを出発するときは、気分が高揚していたのだろうか、「おっしゃ、今年は行ける!」と思いこんでいたのだが、結果は天と地。惨憺たるものだった。とても観られたものではなかった。…

今日の日本酒 ~番外編~

「CRAZY BALL」日本コカ・コーラ(株)(6点) 焼酎ハイボールの素です。 中(焼酎)を頼み、外(CRAZY BALL)で割るのです。 いわゆる新型ホッピーのようなものだろうか。 レモンサワーに近い印象。新しい風を感じました。 だけど、昭和のおっさんにとって…

昭和の人間

ワイアレスイヤホン、まだまだ買わない(笑) またヨドバシカメラに行ってしまった。 でも眺めるだけです。 そうやすやすと買わない。 根っからの貧乏性だから、一度買ったものを使い続けます。 だからこそ徹底して選ぶ。 吟味して吟味して、焦らして焦らし…

2019ハロウィン 其之二

ゾンビ40周年アニバーサリー。 言葉にするとなんだかまぬけだ。 でも、初公開からもう40年もたってしまったのだと改めて驚いた。 公開当時、小学生だった僕は、なんて怖いものが世の中にはあるのだ、と心底怯えた。 クラスメートが「惑星が爆発した放射能を…