2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

アニメの100年

芸術新潮の最新号がアニメ100年の特集をしている。 芸術とサブカルチャーとの橋渡しをする芸術新潮の企画力、取組みにいつもながら舌を巻く。表紙に「あなたのアニメベスト10は?」とある。自分にとってのアニメベスト10作品はなんだろう?ありきたりかもし…

ヘンコ

「お前はヘンコだ!ヘンコ!!ヘンコ!!!」 と連呼される。 流石にそれだけ言われると少しむっとして、そういう君こそヘンコだろう。と言い返したくなる。が、そういう不毛な争いは今後一切やめようと思っている。 世の中からはそう見えるのだろう。と事実…

マトリョーシカ

絵がどんどん小さくなってきている。 小さくなろうとしている自分に、 大きくなろうとする自分が強くビンタする。 もっと引き寄せろ。もっと引き上げろ。 そしてそんな自分に、 さらにもっと大きくなろうとする自分が さらに強くビンタする。 自分が自分を許…

父と娘

美術館は絵を見るためだけの場所ではないと思う。 僕は絵を観に来ている人間も眺めることが多い。 国立新美術館で開催中のジャコメッティの展覧会は、2017年でもっとも哲学的で難解な作品を眺める機会であったと思う。アルベルト・ジャコメッティ。このおっ…

夢十夜Season2 第四夜

こんな夢をみた。 カップリングパーティに参加することになった。映画館のような会場である。階段状に席が並んでいて参加者と思われる50人くらいの男女がばらばらに腰をかけている。スクリーンにあたる部分に巨大なカーテンがかけられていて、しばらく待つと…

自分のため

「展覧会のため」。 「コンクールのため」。 「褒めてもらいたいため」。 そんな絵ばかり描いている。 「自分のため」に絵を描けていないことを思い出す。 「自分のため」の絵を描きたい。□

今日の語録

「ほとんどそれは真剣勝負といってもいいものだった。 僕は勝ちもしなかったが、負けもしなかった。 あるいは、ふたりとも勝ったのである」 「ちょっと僕が身動きすると、 一心に僕を注視して仕事を続けていたジャコメッティは、 大事故に遭遇したかのように…

ひとつ上の層へ。

「君は得意なことしかしない」 「その言葉、そっくりそのまま君に返す」 こういう低い対話を繰り広げているレイヤーから僕はそろそろ本気で脱出したい。矢張り僕は少しでも相手より前に出たいのだろう。だからつい相手を落とすことを口にしてしまう。だけど…

ステータス主義との決別

ステータス主義とは、永遠にさよならしたい。 ステータスは、一時的な見栄や自慢のためのツールでしかない。 少しでも相手より自分が前に出たい。 そんな子供じみた鍔迫り合いのために、 我々はステータスを手に入れようとする。 ステータスはさほど自分を前…

今日の語録

いわさきちひろ美術館・東京 企画展「高畑勲がつくるちひろ展」より

今日の語録

自分ができていないことを、他人に対しては「ちゃんとやれ」と言うとき。逆に「お前こそちゃんとやれ。自分を棚に上げるな」と言い返されたりする。 これ、実は一般的にもとても多いことだと思う。 誰かに何かを指摘するとき、自分がその指摘に対してしっか…

白い夏休み

白馬から白骨を巡る白い夏休み。 移動とちょっとした観光で楽しい時間は一瞬で消し飛んでしまう。 思ったほどゆっくりなどできはしなかった。 やり残したことはたくさんある。 連泊でもしたらいいかもしれない。 だが、やり残しを作っておくぐらいで丁度いい…

消費をしないこと。

サービスを全て「消費」で終わらせないこと。必ず自らの血と肉と骨に変えてやろうと誓い、臨むこと。目で見たもの、感じたものすべてを、未来の自分のアウトプットにつながっていくように、確実に脳裏に焼きこんでおくこと。繰り返し反芻して復習して脳裏に…

先ずはやってみよう。

考えることはとても大切である。 だが考えすぎは避けるべきである。 ほどよく考え、ほどよくアクションすべきだ。 先日参加したラズベリーパイの勉強会では、 なかなかレベルの高いことを短時間でこなさねば ならず、一つ一つの意味を考える時間は余りなかっ…

ぶれない強さ

忙しさの中に埋没しそうになったとき。 スーパーマンになろうとしてはいけない。 あれもこれも。 全て完璧にこなせたら、 それはかっこいいのだろうけれど。 そんな人間はいない。 結局すべてに目移りがして、 全て中途半端になり顰蹙を買うことになる。 そ…

今日の一冊

「火の鳥 太陽編 上・下」 手塚治虫著 太古の神々と仏教の戦いを通じ、現代から未来に続く宗教戦争の愚を問いかける。大陸から流れ込んできた仏教が侵略者として描かれているところがとても斬新。そして満を持して登場する火の鳥の存在、言葉の重さ。大海人…

大人だまし

「子供だまし」という言葉がある。 子供はだませても、大人はだませない。そのような稚拙で浅い作品に出会ってしまったとき、大人は子供の願いにこたえるためと歯をくいしばり、その子供だましの終焉を待ちわびる。 「大人だまし」という言葉はない。 だが、…

言いたい人。

飲み会の翌朝。いつものように会社に現れない人がいる。きっと二日酔いだろう。だれもがそう思っている。ほとんど確信している。だが本人は姿を現すと開口一番「風邪をひいてしまった」と言う。更に「病院にいったら看護部さんが美人だった」などと補う。美…

夢十夜Season2 第三夜

こんな夢をみた。職場から徒歩3分の場所に巨大なショッピングモールが出来た。ショッピングモールのそばに寮も併設されている。一帯がおしゃれなデザインで改装され、まるでも新しいキャンパスのようだ。真夜中でも終電を気にすることなくショッピングをした…

今日のゲーム

「カウンター・オブ・デス」for iPhone 画面を見た瞬間に電気が走るような魅力を感じた。ジャッキー・チェンやブルース・リーの映画に燃え、ファミコンでは「スパルタンX」をやりこんだ幼少期が蘇る。上か下のボタンを押すだけのシンプルなゲームデザインで…

未来メモ

長い休みに入る前、僕は必ずメモを残す。 10日後の自分が現実世界とのポインタを失い、(多分99%失うことになる)亜空の彼方から戻ってこられなくなったとき、このメモが現実世界に引き戻してくれる。 休み明けに先ずすべきことを3つ書き出しておくのだ。 …

無粋

久々に後輩とサシで酒を飲んだ。大変美味い酒だった。 先輩としてちょっと多めに支払ったつもりだったが、支払いの直後、「一杯漏れていた」とお店から声がかかった。刹那、僕は後輩に言ってしまった。「ごめん、払っといてくれる?」この一言が今日のすべて…

様式の美

日本の伝統「戦隊もの」。 多くの男子は幼少の頃、必ずこのシリーズにはまる。レッド、ブルー、グリーン、イエロー、ピンク。概ねこの色を持つ5人の戦士が一致団結し悪の組織と闘う。5人が力を合わせ怪人を倒すと、怪人は巨大化し報復を始める。そこで5人は…

変態の哲学

僕はエアコンを使わない。 自宅に戻り、暑い。と思っても、 耐えることを選ぶ。変態である。 外から戻ってきたばかりは暑いのだが、 しばらくするとその暑さも落ち着いて、 あまり気にならなくなってくる。 夏は暑いのは当たり前なのだから、 暑さと共にすご…

守破離の離

これまで15年ずうっと師匠の指示に従ってきた。 だがもうそろそろ守破離の「離」に差し掛かっているのでは無いか、という気持ちになってきている。正しいと信じてきた師匠の言葉にも大きな失敗やミスがあり、記憶から容易には消せないダメージを受けることが…

今日の日本酒

澤屋まつもと 東条 特A地区特上山田錦(京都府・京都市伏見区/松本酒造株式会社/評価:7点) Shuhari - Sawaya Matsumoto / 澤屋まつもと 初めての邂逅では「炭酸?」と感じた。小さな気泡が辛さに絡み付きシャンパンのよう。フランス料理と合わせてもいい…

プロレス観戦

意外といわれますが、プロレスを観ます。 かつて、兄が大ファンでいろいろ横から観ているうちに影響を受けたのでしょうが、最近はすっかりご無沙汰でした。 先日、酒の席で職場の同僚とふとプロレスの話で盛り上がって、今度、大仁田厚が7回目の引退カウント…

今日のゲーム

「ママにゲーム隠された」 hap.inc for iPhone ゆるい。だがそのゆるさも全て計画的なセンスの中にある。全30ステージ。おもわず噴き出さずにいられない。□

夢十夜Season2 第二夜

こんな夢をみた。 超高層ビルの上層階にあるホテルで或る講演会が行われると聞いて、会社から作業着のまま講演会場へ向かう。作業着と言っても浴衣である。大都市を俯瞰できるガラス張りの上層フロアに着くとすぐトイレに向かう。個室に入ると、中で二つの便…

先日、友人と待ち合わせの約束をしていて、 特急列車に乗っていた。先頭車両だった。 普通ならば20分程早く待ち合わせ場所に 到着するはずであった。 だが。とある駅を特急が通過するとき、 ごん!ぎぎぎぎぎぎぎぃぃぃ。 何かが車両に当たり金属が擦れるよ…