2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

競演。

日曜美術館。角田光代女史とヴァロットン絵画との対峙。 角田光代女史は、ヴァロットン絵画から受けた「違和感」のようなものを、小説として表現し、我々に提示してみせた。 ボールを追っていった女の子は、湖畔にたどりつき、そこで入水自殺する母親を見届…

今と今。今と未来。

「うまくいかないから面白い。」 からだの中を電気が走るような強い言葉だ。 だが果たしてそうだろうか? なんかかっこよすぎないか? 今うまくいかないシリアスを、「面白い」などと言える人間が果たして、どれくらいいるのだろう。 もしかしたら、エネルギ…

かざらない。

けっきょく、あるものしかない。 ないものは、どうしても、ない。 ないものをあるようにもがくから見苦しくなる。 あるものを、あるがままに見せるだけ。がいい。 けっきょく、かざらない。のがいちばん美しい。□

ぼくの一流品カタログ。

BRUTUSで、松浦弥太郎氏の「男の一流品カタログ」という特集が組まれている。 自分にとっての「一流品」はなんだろうか。と部屋の中を見渡してみる。 がらくたばかりで、ろくなものが転がっていないが、一流品というものへの憧れはある。 かろうじて自分がこ…

マリッジブルーの女の子。

女の子が突然、声をかけてくる。 「飲みに行きませんか。」と。 女の子に誘われて断る男子は野暮だ。 そもそも、断る理由なんてない。しっぽを振って飛びついてしまうものだ。 が、こういう事態は大体、マリッジブルーの女の子の最後のけじめのようなものだ…