2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

海外ミステリーと国内ミステリー

アンソニー・ホロヴィッツが面白かった。 もともと海外の小説にはあまり手をださない。 翻訳者の手腕によるところもあるのだろうが、海外作品は、独特で理解しにくい表現が多かったり、独自の文化や考え方が入っていて、都度理解するのに体力を使うようなイ…

デザインの美

「パスポートカバーをデザインしてください」 という仕事が来た時。 どんなものにしようと考えるだろう?(一緒に考えてみて下さい) 日本のパスポートは、5年用と10年用で2種類ある。 朱色と藍色。 朱と藍。 朱と藍。 朱と藍。 朱と藍。 朱と藍。 赤と…

「時代」のひとことで片付けてよいものか。

「時代の移り変わりもあり、年賀状は今年限りで失礼させていただくことと致しました」 2022年の正月。こんな文面の年賀状を、数枚受け取った。 どれもがほぼ同じような文面なので、おそらく、ネットにでもあった「相手に失礼のない」とされる文面を引用した…

制作日記

最近自分を落ち込ませているのは、自分のアウトプットの質の低さなのだと思う。 業務も。 絵画も。 漫画も。 どれも、手ごたえがない。結果がでない。 いろいろ手を出しすぎて、力や時間が分散しているせいかもしれないけど、では一点集中でやりこんだら、よ…

今日の一冊

「兇人邸の殺人」 今村昌弘著 東京創元社 主人公のホームズこと剣崎ヒルコが、怪異事件を呼び寄せるという体質という、 トンデモミステリーシリーズ第三弾。 一作目はゾンビに取り囲まれた館でミステリー。 二作目は予言者とその周りで起きるミステリー。 三…

制作日記

「エスキース」は、ほどほどでやめるのがいいかもしれない。 否、やめるべきだ。 多大な時間をかけて100%のエスキースを作り上げたとしても、そのエスキースをもとに制作を始めてみると、早速「何か変だ」「おかしい」となる。初っ端からエスキースどお…

今日の語録

「残っていく作品とは、違和感があるもの。」(山口一郎) 「でも安心感もほしい。」(加藤浩次) @STBラジオ「加藤さんと山口くん」

正しい舌

ものすごく口コミ評価の高い天丼の店がある。 「こんなところに店が?」という住宅地の真ん中にぽつんと1軒あり、平日しか営業していない、というような店だったから、口コミは高かろうが、行ってみたら空いているのだと思っていた。 が、店についてみると前…

今日の一冊

ホーソーンシリーズ2 「その裁きは死」アンソニー・ホロヴィッツ著 東京創元社 今、アンソニー・ホロヴィッツのミステリーは、どの本屋に行っても、山積みになっている。 帯に書かれた「全制覇」や、これだけの騒ぎを目の当たりにしている以上、ミステリー…

直木賞166

第166回直木賞に、米澤穂信氏の「黒牢城」の受賞が決定した。 米澤穂信氏の作品はほぼ全て読んでいる。 いわゆる「推し」の作家である。 自分にとって「推し」が受賞するということが初めての体験であり、受賞を聞いた直後は、全く予期していなかった「驚愕…

絶対来場者

漫才をやっている職場の後輩たちがいた。 職場のイベントで宴もたけなわ、というところでステージの上に二人は現れ、職場内の内輪ネタをまじえながら笑いをさそう漫才が披露された。 「M1にも出場しています。1回戦で敗退しましたが。」 漫才がおもしろい、…

鎌倉殿の13人

黒澤明監督の「隠し砦の三悪人」のようなタイトル。 大河ドラマは、朝ドラと並んでNHKが最も力を注ぎ込んでいるドラマであることは知っていながら、「1年もの長期にわたるドラマを最後まで見届ける」ということに、昨今とてつもなく巨大な壁が目の前に現れ…

マイ遺品展

みうらじゅん氏の「マイ遺品展」を見て、 ........なんだろう、この人は。 改めてその問いかけが脳裏に浮かんだ。 60年にもわたり、作り続けてきたスクラップブック。集め続けてきた名もなき膨大な品の数々。それら(の一部)を会場で俯瞰すると、氏が大好き…

5年手帳

5年手帳も4年めに入ったけど、 未だに「これ!」という使い方が見つかっていない。 たしかに、1年前、2年前、3年前の今日なにがあったか、がふわっと思い出されるところは面白いといえば面白いのだけど、まだパンチにかけるというか。 あまりごちゃごちゃ書…

初詣

京都国立博物館を訪れた。 年初の京博では、毎年干支にちなんだ作品を並べているのは知っていたけど、特別展に比べると、どうも「後で見られる作品」というような感じがして、ぐだっと自宅で過ごして結局はいけない。というようなことを繰り返していたのだが…

2022年開幕

あけましておめでとうございます。 壬寅。昭和97年。平成34年。令和4年。 今年は良い年でありますように。□