2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

花火大会

花火大会にとんと行っていない。 東京湾晴海ふ頭の花火大会が開催されていたころは毎年必ず心待ちにして友人らと足を運んでいたものだ。だが、ふと気付けば、以来久しく花火大会に行っていない。毎年そこかしこで開催されていることは知っている。行きたいと…

ミーハー

かつて知人をお芝居に誘ったときのことである。 彼は言った。 「誰が出演しているの?」 小さな劇団の芝居である。誰がと言ったところで初めての彼には役者たちのことは知る由もあるまい。 そう説明したら「じゃ、いいや」と断ってきた。 ミーハーという人が…

記憶スケッチアカデミー001

記憶を頼りにスケッチをする。そんなコーナー始めてみます。 第1回目 お題「カルロス・ゴーン」

漫画家

「漫画家が来るぞ」 かつてアトリエの研究生に漫画家がいたという。数年間アトリエに在籍していたが、結婚をきっかけに東京に引っ越して行ったらしい。らしい。というのは、僕がアトリエに入門したときには、彼女は既にアトリエを去っていたので面識はなく、…

ファミコン通信 創刊号!

盆休みの帰省時に、実家にてファミ通創刊号が発掘された。 創刊は1986年。 なつかしさで、体中を電撃が走る。 創刊当時は今のような「週刊」でも「ファミ通」でもなく、「2週間に1回」の「ファミコン通信」だった。 もともとは「月刊LOGIN」というパソコン雑…

今日の一冊

(古典部シリーズ3)「クドリャフカの順番」米澤穂信著 角川文庫(9点) まるで巨匠のデッサンを眺めているかのような作品である。 全体を漠然と描きながらゆっくりと細部に入って行く展開。 おもしろい。 古典部文集の多くの在庫を抱え、漠然と始まる学園…

今日の語録

@福井 養浩館庭園(旧御泉水屋敷)

ホラー映画論

ホラー映画が好きである。 来るぞ、来るぞ...と引っ張って引っ張って、バーン!と現れる。わかっているけど、大声を上げてびびる。が、その刹那、びびった自分の姿のみっともなさに気付き、大笑いしてしまう。たぶん、びびる自分と大笑いする自分のコントラ…

今日のゲーム

NintendoSWITCH「VIVIET ビビエット」(9点) スーファミの往年の名作を思い出させるような描き込まれたドット絵に目を引く。 しかもホラーゲームなのである....!! かつてのスーファミでもホラーゲームはあったが、トワイライトシンドロームやクロックタ…

今日の一冊

「屍人荘の殺人」今村昌弘著 東京創元社(7点) (注)以下、ネタばれ前提で書きますのでこれからの人は絶対に読まないように!! 神紅大学ミステリー愛好会会長・明智と部員・葉村の二人が、映画研究部の夏合宿に参加する。彼ら含め「紫湛荘(しじんそう)」…

大阪二紀展2019

恒例の大阪二紀展が始まりました。 先日開会にあたってのオープニングのレセプションに参加しました。 華やかに見えるかもしれませんが、実は今、大阪二紀展では由々しき事態が起こっています。 レセプション会場に入って真っ先に感じたのです。 「え、これ…

たまには怒る。

なるべくカリカリしないようにしているつもりです。 左から来たものは右に受け流すようにしているつもりです。 それでもどうにもこうにも許せないこともあります。 朝の満員電車。 今までどっかりと座っていた輩が、駅に停車するや否や席を立ち、立っている…

今日の語録

「ほんとのこと知りたいだけなのに、夏休みはもう終わり」 (フリッパーズギター「ドルフィンソング」)

今日の一冊

(古典部シリーズ2)「愚者のエンドロール」米澤穂信著 角川文庫(6点) (※以下、思い切りネタバレして書きます。ご注意を) 文化祭のために自主制作していたが、脚本家の体調不良で制作が頓挫してしまったミステリー映画の犯人探しを古典部が挑む。 前作…

今日の語録

@曹洞宗大本山 永平寺 ・・・最後の1つはとくに難しい。

今日の語録

@曹洞宗大本山 永平寺

今日の語録

@永平寺

今日の一冊

(古典部シリーズ1)「氷菓」米澤穂信著 角川文庫(9点) おもしろい。4人のキャラクターの配置が絶妙で、それぞれが魅力にあふれている。学園ものとしても、ミステリとしてもしっかり面白い。語彙も豊かだ。京都アニメーションが涼宮ハルヒの大ヒットの後…

今日の一冊

「岩田さん」ほぼ日刊糸井新聞編著 井の頭線・渋谷駅の改札を出て、少し進むと30メートル×5.5メートルに及ぶ巨大な壁画が見えてきます。岡本太郎作「明日の神話」です。メキシコのホテルに展示される目的で描かれました。ホテルが閉館となり、長い間作品の所…

死んでも死なない

井の頭線渋谷駅の改札を出てすすむと、岡本太郎の大作「明日の神話」が見えてくる。横30メートル、縦5.5メートルの超大作である。メキシコのとあるホテルのロビーに飾られるために描かれた作品だったが、ホテルが閉じ、埋もれていたところを、ファンや…

教科書名文学「一切れのパン」

大須賀先生

2019/7/27のブログで「しあわせの島」を紹介しました。いつ読み返しても本当に素晴らしい物語です。それに加えて、欄外にある語釈や教科書体という独自のフォントを眺めていると、中学校のころが思い出されて、もう一つの思い出深い教科書作品が記憶に蘇って…

有給休暇の過ごし方

有給休暇を取ってみる。 でも休むためではない。 いつもの時間に起き、 いつもの時間に朝食を食べ、 いつもの時間に職場へ向かう。 でも職場にはいかない。 電車に乗り続け、本を読み続ける。 終点の京都まで行っても下車はせず、Uターンしてくる。 反対側の…

今日の語録

========================================================= たとえば以前、僕は言った。 「我慢の同義語は諦めだ」 真辺は答えた。 「我慢の対義語が諦めだよ」(P64) ========================================================= 僕は自分が悲観主義者だ…

今日の一冊

「いなくなれ、群青」新潮文庫(5点) 抽象感をもち詩情にあふれる言葉選びや世界観は嫌いではない。 だけど、村上春樹は、村上春樹だけで充分だと思う。 似すぎているのです。 ミステリーと聞いていたけど、本作をミステリーと呼ぶにはミステリファンには…

そういうお前はどうなんだ。

居酒屋で酒を飲みながら、昼に見た展覧会の絵をけちょんけちょんに、けなすことがある。言葉づらでは、結構過激なことを口にしているのだけど、実は同時に、心の中ではこう唱えているのです。 「そういうお前はどうなんだ」 人への悪口なんてものは、たいて…

野球じゃないよ。

バット。買っちゃいました~♪ 野球やるのか、って? 違いますよ。 調理器具のバットです。 バットを買うという行動が自分から出たことに、我ながら成長したなんてことを考えてしまう。 これまで、僕にとっての料理といえば、ただひたすら「簡単」「手抜き」…

今日の一冊

「ラプラスの魔女」東野圭吾著 角川文庫(7点) (注意。ネタバレしてます。これからの方は読まない事。) SFサスペンス小説。異なる2つの温泉地で硫化水素中毒の死者が出た。地質学者である青江は温泉地から呼ばれ、原因を調査するが、硫化水素中毒が起こ…

今日の一冊

「長生きしたけりゃ ふくらはぎをもみなさい」 鬼木豊 監修 槙孝子 著 アスコム なんてインパクトのあるタイトル。表紙をみただけでほぼ全ての言いたいことが入ってくる。最初の10ページだけでも、充分、骨子が語られています。 ・ふくらはぎは、第二の心臓…

宴会が楽しいとき、

宴会が楽しいとき。 もしかしたらこの楽しさは、 僕が生み出したものではないだろうか..? なんていう自惚れが顔を出すことがある。 そうであるのかもしれない。 そうでないのかもしれない。 でも今、目の前にあるこの空間が、 底抜けに楽しい空間になってい…