2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

今日の一冊

「不連続殺人事件」坂口安吾著 新潮文庫 坂口安吾がミステリーなんて書くのか。という偏見があったのだけど。 すみません、日本ミステリ界においても屈指の作品であったことを、実際に読んでみて、後から知りました。すごかったです。 トリックや犯人の驚き…

京都の夜

画廊で陳列の手伝いをした後、夜の京都を歩く。 丸太町通りから出発して、西の烏丸通に向かいながら、 御池通、四条通へと南下してジグザグと裏道を歩いていく。 京都の夜が好きだ。 昼の裏道には華やかさがあまりない。マンションやら小さなビルが立ち並び…

今日のゲーム

NintendoSwitch「GHOULBOY」(グールボーイ)(8点) 一度開始したらコンティニューしか表示されない(最初からプレイしなおしができない)。コントローラのボタン変更ができない。.....といったあまりよくない第一印象だったが。 やりはじめてしまうとこれ…

今日のカレー

肥後橋 PIMER (9点) BRUTUSで2度も紹介されているPIMERについに。 飲食店がいくつか入るビルの2F。 カウンター6席、テーブル席2席ほどの小さなお店である。 おすすめ(日替わり)の、肥後橋ポタージュカレープレートをいただいた。 その名の通り、ポタ…

辛抱と達成感

オダラスをようやくクリアした。 まさに、ようやく。 本当に、ようやく。である。 長い戦いでした。 とくに、ラスボスとの戦いは、まさに死闘でした。 ラスボスの正体は、ずっと探していた息子だったという、いかにもありがちな昭和のアニメのような展開なの…

今日の一冊

「Lily」 石田ゆり子著 文藝春秋 美しい人っていうのはもう、中から美しいのだなと。 最初のことばから、いきなり胸に刺さるんです。 20代はつらかった。 人生経験もないのに、注目されてしまったこと。 本当は何もできないのに、できるふりをしなくちゃいけ…

今日の映画

映画「潮騒」を観た。 1975年の作品である。 山口百恵と三浦友和の共演作品である。 三島由紀夫の原作は読んではいたものの、大昔のことであり、ほとんど物語を忘れてしまっていたのだけど、今回映画を観て驚いたのです。 ........こんなに「エロい」話だっ…

★ひとりパワハラ

パワハラという社会問題があります。 上司から部下への、指示の出し方や、指導の仕方に、上司権限を乱用した無茶な指示や暴力があるなどで、部下をノイローゼにおとしめるような問題です。 これは、上司と部下。自分と他人の間の話だけど、最近、自分と自分…

今日の日本酒

山川光男 2020なつ (山形県/株式会社水戸部酒造/85点) 山川光男 山川光男さん、2020の夏はヨガです。 山形を代表する酒造が持ち回りで日本酒をリリースする「山川光男」という斬新なプロジェクト。だいたい春、夏、秋、冬で出しているようで、今回…

落とし物ラプソディ

雨の日の帰り、書店に立ち寄った。 断続的な雨が続いていて、一時的に雨はやんでいたものの、またすぐにでも降り出してもおかしくないような空模様だった。 お目当ての本を見つけ、レジに向かう。 「手提げ袋にお入れしますか」 「お願いします」 「有料とな…

今日の一冊

漫画「月館の殺人」(上・下)佐々木倫子著、綾辻行人原作 15年ほど前に買ったのだけど、ずっと積ん読状態でした。 ミステリ界の鬼才・綾辻行人氏と、おたんこなーすで著名な佐々木倫子氏の夢の合作。 母に死なれ独り身となった女子高校生・空海(そらみ)が…

今日のカレー

ベンガリーマトンカレー(レトルト) ベンガルというのがどこの場所かもよくわからないのだけど、しかもマトン(羊)ときて、さらにわからない。ということが面白そうで買ってみました。 こちらも前回のぱんにゃ同様、成城石井での購入。 チキン、ビーフ、ポ…

バランスボウル!

女性がダイエットに使う道具でしょう。 そんな偏見がありました。ごめんなさい。 7月に琵琶湖のほとりにスケッチに出かけたのです。 アトリエの研究生の紹介で、ある民泊に宿泊することになりました。 カーナビが指し示す場所にたどり着いたものの、どこにあ…

今日の一冊

「折れた竜骨」米澤穂信著 東京創元社 名作です。 ファンタジーの世界と本格ミステリーとのハーモニー。 ファンタジーとしての世界観。 ミステリーとしての完成度。 タイトルの意味が明らかになる物語の結末と余韻。 ....どれをとっても秀逸な完成度である。…

新しい社会

コロナで長いテレワーク生活を強いられた人たちは多いと思うけれど、意外とテレワークはできると感じた人もいたと思うし、やっぱり無理だと感じた人もいたと思う。 いずれにしても、テレワークは未だオフィスでやっていた仕事全てを自然に実施できるまでには…

今日のゲーム

オダラス Odallus: The Dark Call【暗闇からの呼び声】(10点) 面白いです。 古き良きファミコンゲームの面白さがにじみ出ている。 悪魔城ドラキュラとメトロイドを足して割ったようなゲームである。 操作感がよく、さくさくと遊べるし、難しさも手ごろ。…

もーやんの怪談 その3

80年代に「口裂け女」が現れたという噂が広まり、当時小さかった僕は震えました。 冬になると日暮れが早く、学校帰りの公文式が終わると、あたりは真っ暗。 家に向かう暗い帰り道で、友人に教えられた「これだけは言ってはいけない」という禁句を、言っては…

もーやんの怪談 その2

職場の庶務の女性の話です。 その女性のお父さんはすでに定年を迎えていますが、現役だったころ現場作業でいろいろな地方都市を出張で訪れていたといいます。これはそのお父さんの体験談です。 具体的な地名は忘れましたが、九州の小さな町に出張したそうで…

もーやんの怪談 その1

アトリエの先輩が話してくれた話です。 市内に1~2時間ほどで登れる小さな山があります。 私も一度登ったことがあるのだけど、確かに小さくて、準備なしでも気軽に登れるから、小学生の遠足などでも登っているようです。 先輩がモラトリアムだったころ、気…

稲川淳二の怪談ナイト

稲川淳二の怪談ナイトを聞いてきた。 今年はこの騒ぎなので中止かと思っていたけど、なんとか開催する運びとなったようである。ライブやら演劇といった類のものはほとんど開催できず、壊滅的な状態になっているので、久しぶりに体験する「ライブ」に、初めて…

たほいや

「たほいや」 かつてそんな名前の深夜番組があった。 出題者が、広辞苑をえいやと開いて、目に入った聞いたこともない言葉を拾い上げ、解答者がその意味を言い当てる、というクイズ番組である。手軽にできるということからちょっとしたブームになって、当時…

原田治先生

ミスタードーナツを食べました。 近くに店舗はあるけど、なんとなく行く機会もなく、かれこれ5年ぶりくらいだろうか。実に久しぶりでした。 新しいドーナツもたくさんあったけど、オールドファッションやエンゼルクリームとか、スタンダードな商品もしっかり…

今日の日本酒

吾有事 無濾過生原酒 (山形県鶴岡市/奥羽自慢株式会社/83点) 吾有事(わがうじ)|オフィシャルサイト|奥羽自慢 「わがうじ」と読むようです。スタンダードに美味い日本酒でした。山形の酒はやっぱりうまいね。 手に入れた先は山形のお酒を扱う「かも…

今日のカレー

般。若(ぱんにゃ) チキンカレー かつてはレトルトカレーといえばボンカレーのみという感じだったけど、最近は群雄割拠な、カレーファンにとっては追い風な時代となっている。 下北沢で有名なカレー店のようです。般若に半濁点をつけて「ぱんにゃ」だそうで…

2020年の盆休み

そろそろ盆休みが近づいてきたけど、今年の夏は特別感がない。 「じっとしてろ」と母に強く言われ、 実家への帰省もあきらめるしかない。 せめてお墓参りには行きたいのだけど.....(ご先祖様、お許しください)。 GoToキャンペーンは打ち出されてみたものの…

★未来は今

「AKIRA」が書店で平積みになっている。 いわずとしれた大友克洋氏の近未来を描いたSF漫画作品である。 なにかあったかと調べてみると、作品に描かれている時代が2020年ということで、1988年にアニメ化された作品を4Kでリマスターするなど…

ざんねんな

コロナの騒ぎは続くものの、居酒屋は心の銭湯。 地元にある、ほどほどに有名な老舗居酒屋という店に、 あまり長居しないように、とアトリエのメンバーと行くことになった。 町はどんどん新しくなっていく中、駅近の一角に狭い路地裏に昭和な店が連なるエリア…

今日の一冊

マンガ日本の古典「平家物語」(上・中・下) 横山光輝著 中央公論新社 先だって訪れた京都大原の寂光院で、平清盛の娘であり、高倉天皇の皇后であった建礼門院徳子様の歴史に触れ、改めて平家物語を読んでみたいと思っていた。 三国志で有名な横山光輝先生…

今日の一冊

「本と鍵の季節」米澤穂信著 集英社 図書委員である高校生・堀川次郎と松倉詩門の二人に起こる身近な事件をあつかった短編集。 1話目から5話目の間にちりばめられた伏線が、かちゃかちゃと解消される手腕がすごい。 読んでいるときは、伏線とも思われなか…

今日の日本酒

鳳鳴 純米吟醸 田舎酒 生(7点)鳳鳴 純米吟醸 清酒 生(5点) (兵庫県丹波篠山市/鳳鳴酒造株式会社/) 鳳鳴酒造 丹波篠山を代表する銘柄である。 家康が外様大名を抑え込むための要衝とした篠山城が見下ろす古き良き城下町の一角にたたずむ酒造である…