2020-01-01から1年間の記事一覧
恒例のアトリエの大掃除を終えた。 だが、自宅の大掃除は、せいぜい「中掃除」という程度しかできていない。まずは自宅からでは?という自分への突っ込みもありながら、いざアトリエに集合して掃除道具を手にしてみると、そんなことはすっかり忘れてアトリエ…
三沢厚彦氏の生み出すANIMALSシリーズである。 「動物の形には方向性がある。それが束になったときに、重層的なグルーブを生む」 「クマは山のようであり、森の主であり、物語の主人公であり、我々の日常を部屋の片隅から眺めている。全く持って多様性に満ち…
欧米には「聖書」がある。 文字が読めない人に向けて、聖書の物語を絵で描いたとされるのが教会絵画である。 神が人間の姿を借りてキリストとして産まれ、生き、教えを説いていく物語は「受胎告知」や「最後の晩餐」等、エピソードが満載で、ダビンチやボッ…
2020/12/15 まさかこんなに苦しいとは....。 親不知を抜いた後の痛みが長引いている。 しゃべるだけで傷口が口の中でこすれ、頬から頭にかけて痛みとかゆみが混ざったような複雑な鈍痛が走り、表情がゆがむ。だまっていても、鼓動のたびに、鈍痛が明滅するよ…
竹原 吟醸あらばしり (広島県竹原市/中尾醸造株式会社/93点) 中尾醸造株式会社-安芸の小京都・竹原で連綿と続く酒づくり 上司の引退祝いにお贈りするお酒として購入。贈ったお酒が美味しいものだったかが気になり、知らないお酒を贈るとき自分の分も購…
「新装改訂版 水車館の殺人」 綾辻行人著 講談社文庫 誰も来ない山奥に喧騒を逃れて建てられた水車館という奇怪な建築。そこに父の遺した絵画作品と共に、デスマスクをつけ、車椅子で生活をしている藤沼紀一。父の遺した価値のある絵画作品を見に訪れる画商…
毎年クリスマスの時期になると、必ずジョン・レノン「Happy Christmas(War is over)」の楽曲が耳に流れてくる。 10年以上前になるだろう。当時とても苦手な上司と、とても長い時間仕事を続けていた。 今振り返ると明らかなパワーハラスメントだったが、…
もやテン2020 仏像部門 1.重文・二十五菩薩@泉涌寺即成院2.重文・蔵王権現像@如意輪寺寺3.如意輪観音坐像(塑像)@岡寺次点・国宝・弥勒菩薩&泣き弥勒@広隆寺・立体曼荼羅@東寺・仏殿三尊像@泉湧寺・飛鳥寺・三門@東福寺 美術部門に入り切れず…
もやテン2020 美術&旅部門 1.国宝・投入堂登頂2.国宝・キトラ古墳・玄武拝観3.MINDTRAIL@吉野・曽爾・洞川3.京都大原 寂光院&来迎院次点・三沢厚彦ANIMALS展・重文・ 曽我蕭白「群仙図屏風」「群童遊戯図屏風」@奇才展・国宝・十二天屏風@東寺…
もやテン2020 書籍部門 1.「マイ仏教」 みうらじゅん著2.「十角館の殺人 新装改訂版」 綾辻行人著 講談社文庫2.「水車館の殺人 新装改訂版」綾辻行人著 講談社文庫次点「魔眼の匣の殺人」 今村昌弘著 東京創元社「不連続殺人事件」坂口安吾著 新潮文庫…
もやテン2020 舞台部門 1.稲川淳二ホラーナイト @サンケイホール2.立川談春独演会 @フェスティバルホール3.なし次点なし今年は舞台関係はほとんど壊滅的なダメージを受けました。コロナが長引いて無観客から、席の間を開けるなど、少しずつ緩和させ…
もやテン2020 音楽部門 1.なし2.なし3.なし次点 ・LiSA「紅蓮華」・しなの椰惠「駄目なあなたのまま」 今年は音楽は目覚ましい出会いはありませんでした。というのも、やっぱりコロナ禍です。音楽は、ラジオを友として制作を進める中で新しい出会いが…
もやテン2020 日本酒部門 1.南部美人 純米吟醸 プリンセスミチコ1.而今 山田錦無濾過生3.光栄菊 HELLO!KOUEIGIKU次点山本ツーアウトフルベース 生酒が美味しいのはあたりまえ。最近はどうしても火入れの酒よりも、生酒の旨さにひきつけられてしまって…
もやテン2020 グルメ部門 1.古代米と飛鳥の蘇2.博多河太郎の烏賊3.jajaja黒毛和牛ステーキわっぱ次点紅まどんな 古代米と飛鳥の蘇は、どこでもお土産が買えてしまうというこの時代に、未だ「ここでしか買えない」しかも「うまい」「うれしい」を兼ね備…
もやテン2020 漫画部門 1.マンガ日本の古典「平家物語」(上・中・下) 横山光輝著 中央公論新社2.なし3.なし次点 鬼滅の刃 大原の寂光院で建礼門院徳子様の御廟をお参りしたことをきっかけに漫画ですが「平家物語」を読みました。横山光輝氏ならでは…
もやテン2020 ゲーム部門 1.ゼルダ無双 災厄の黙示録 @NintendoSwitch2.バイオハザード7 @PS43.龍が如く4 伝説を継ぐもの @PS3 次点モンスターハンターアイスボーン @PS4 ゼルダ無双は、無双シリーズ作品でありながら、歴史的傑作「ゼルダの伝説…
2020年も大詰めを迎え、いよいよ今年も恒例のもやテンを発表してまいります! 全10部門。2020年を彩った各部門のベスト3(原則)とそれへの思いをつらつらと書いていきます。第1回目は映画部門の発表です。 もやテン2020 映画部門1.運び屋1.ディアハ…
そうだ、親不知抜こう。 なんて軽いコピーを書いてみたが、正直そんな生易しいものではなかった。 かつてイラストレーションスクールに通っていたころ、 「インフルエンザのときに描く絵は、 インフルエンザのときにしか描けない。」 なんてことを言われて、…
大七 純米生酛 熟成生原酒 (福島県二本松市/大七酒造株式会社/68点) 生もと造りの日本酒|日本酒なら大七酒造 日本酒くささ、強さがぐっと入ってくる。 これは、ぬる燗で飲むほうがおいしいのではないか?と思い、試してみたが、予想通り、やっぱり温…
======================= (前回のあらすじ) 前回を読んでください(古い)。 ======================= おせち料理というものは、正月という特別なお祭りのために、各ご家庭でたいへんな手間暇をかけて、つくりこんでいくものである。 漫画「三月のライオン…
おせち料理というものを買ったことがなかった。 おせち料理が、今のような年末のビジネスになったのはいつごろからだったろうか。 ここ数年のことだったような気がする。 その前には恵方巻のビジネス化があった。 西日本では、2/3の節分に恵方巻を食べるとい…
年末がゆっくり、そして、いそいで近づいてきています。 今は、ゆっくりと流れる大河のボートに揺られているような時間。 それでも遠くからかすかに大きな水音が聞こえてくるような時間。 水音は次第に大きくなって、やがてその音の源が大滝であったと気づく…
「社会が自分に手を差し伸べてくれている」 ということをまずは受け止めよう。 彼は手を差し伸べてくれているのだけど、そのありがたさがこちらにうまく伝わってこない人もいる。それは、時にはありがた迷惑だと感じてしまうこともあるかもしれない。 だけど…
..............ふと、こんなコピーを思いついた。 我ながらかっこいいコピーだなと自惚れてみた。 ハヤカワとサントリーのコラボレーションで展開する機会はないものか、などと思っている。 秋の夜な夜な(もう冬ですが)、ウイスキーのロックを片手に、ペー…
とんぼの本「つげ義春 夢と旅の世界」新潮社 名著です。 つげ義春ファンブックの最高峰としてもよいかと思います。 美術・絵画とは目で観るニオイ。とするのが僕の持論ですが、つげ義春作品は、目で観るニオイを最も感じやすい作品のひとつであると思ってい…
AWAJI BEER (ALT/PLISNER/WEIZEN) 地ビールってのはちょっと高めで、たくさん飲みたいなと思うときには寂しい気持ちにもなるけど、そのぶん、ぐっと密度が高い。 おのころ島をおとずれたときに3本セットがあったので、買ってみました。 うまいです。 全部…
「雲をつかむ死」 アガサ・クリスティ著 加島祥造訳 早川文庫 離陸中のフライトの中でマダム・ジゼルが殺害される。 機内にいた限られた人間の中に犯人が必ずいる! 空中での殺人事件というシチュエーション設定が斬新で面白い。 50ページを残すまで、全く結…
9回目。ということで。 今日のお題: サイボーグ009 ※調べずに、何も見ずに、描いてみましょう。 私の答え。 ..........やばい!「少女漫画家に憧れてる小学生の女子の絵」みたいになった............(笑)。 で、正解はこちら。 ...........かっちょい…
とんぼの本「遊郭」 渡辺豪著 新潮社 落語の「廓噺」が好きだ。 「紺屋高尾」「明烏」「三枚起請」.....。 樋口一葉の「たけくらべ」にも遊郭の描写がでてくる。 今となっては跡形もなくなった遊郭に思いをはせる。 遊びたいわけではない。 そういう非現実な…
2020新語・流行語大賞が発表された。 11/7のブログでは、「アマビエ」「鬼滅の刃」「GoToキャンペーン」あたりが大賞という予想をしてましたが、ひとまずトップテンにはすべて入ったものの、大賞にはなりませんでした。無念。 最近は小池百合子氏の会見…