2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

増田弁

「あの人は中性だ」 自分が他人へのほめ言葉としてよく使う表現である。 感情的なことや一時的なことで、ものごとの好き嫌いや良し悪しを決め付けたりしない、おおらかな人、素直な人を指している。 酸性でもなく、アルカリ性でもなく、中性。というニュアン…

熱狂

プロ野球を見なくなって久しい。 時間が取れないということもあるが、そもそも「熱狂」があまりできない。 かつての熱狂を捨ててからは、結果よりも、むしろひとりひとりの選手のがんばりを、自分への戒めとするために見てきた。とても冷たい目で。そこには…

愉快に生きる

2014二紀展 美術講演会にて、浅井慎平氏の言葉、 「昨今、『愉快』と言う人がとんといなくなった。『愉快』に行きましょう。」 この言葉を肴に今日も酒を飲む。 「俺たちは結構、愉快にやっていると思うぜ?」という先生。 「そうでしょうか?」と返す僕。 …

みんながノーベル賞

仕事って、孤独だよね....。 かつて市展で市長賞をいただいたとき、嬉しくって職場の同僚に伝えたのだけれど。 「ふーん、よかったじゃん」 自分の興奮と他人の興奮の温度差があまりにもかけ離れていて、軽い脳震盪を起こしたものです。 が、その後、受賞者…

バランス。

「饒舌だね」とよく言われる。 これは悪い意味だととらえている。 思いは最小限のことばでしっかり伝わっていればいいと思っている。 余計なことばを重ねるほど自分の価値や品位がさがっていくように感じる。 実際今の自分の口数に対して価値のある話ができ…

たたずむもの。

小西保文先生の展覧会を拝観した。 小西先生はもういない。 でも、作品が先生に代わって全てを語ってくれた。 これからもずっと作品が先生の代わりになって語り続けていくのだろう。 そういう絵が描けたら。 公募展に出品し、市の美術展に出品し、コンクール…

感情を揺さぶるもの。

腹がよじれるほど自分を笑わせてくれるもの。 嗚咽するほどまで自分を泣かせてくれるもの。 そういう「感情を大きく揺さぶるもの」を近くに置いておきたい。 整理のつかなくなった頭の中をリセットするためだろうか。 感情を180度ひっくりかえし、揺さぶり、…