帰宅途中の道にあるケーキ屋に足を運んぶようになった。 毎日である。 色とりどり、美味しそうなケーキがウィンドウに並んでいる。欲しい。食べたい。だけど、買うわけではない。ただ、ウィンドウの中にあるケーキをじっと眺めて、ため息をついて、帰るので…

（１１０１新聞「今日のダーリン」より）

こんな夢を見た。 外国人二人がふらりと自宅へやってきた。身長１９０～２００ｃｍくらいですらりとやせたハンサムな二人である。二人とも、これまで一度も会ったことはない。どこか観光に行きたいところはないかと尋ねたら「大きなすべり台がある公園に行き…

バスキア展＠森アートギャラリー のメモ ・見るより浴びる感じ。 ・夢を模写する感じ。 ・全て無題。タイトルをつける暇もない。 ・字は結構綺麗だ。 ・１枚見て１枚忘れる。 ・これが１枚家にあったら？→おしゃれだ。 ・カフェに合う。茶室には合わない。 …

純米酒 黒牛 ひやおろし生詰め（和歌山県海南市／株式会社名手酒造店／７点） 和歌山を代表する銘酒の一つ「黒牛」のひやおろしを入手。 ファーストインプレッションは、甘い。だけど、ゆっくりと味わううちに、辛くなる。インディアンカレーか。そういう不…

寿司屋だった。 小学生まで、寿司屋の奥の座敷で暮らしていた。 母は店の給仕を手伝っていたから、毎日僕らは、閉店間際まで、店の奥の座敷で過ごしていた。 店が終わるころに晩御飯をいただき、母に連れられ、店から徒歩20分程の自宅に帰って眠るのである。…

「もしもあの時、もっと心に余裕があればなぁ 今までこんなに人を悲しませずにすんだなぁ 人のためにできることはあっても 人のために生きることができない」（ウルフルズ「暴れだす」）

写真は、仕事というより情熱、 むしろ、執念に近い。 どれが最高傑作かと尋ねられたら、 「明日それを撮りたい」と答える。 （写真家 マルク・リブー＠何必館・京都現代美術館）

「それをね、ぱっとやって、さっとやったら、できるのにね、 たっとやるから、できなくなる。それが課題ですよねえ。」 なんだか意味の分からないことを言っている人がいる。 冷静に聞けば、意味が分からないのだけど、 聴くともなく聞いていると、さも何か…

「成城石井で手に入る、DELHIの『カシミールカレー』が美味い」 カレーの名店・DELHI（デリー）という店が銀座、上野、六本木にあるらしいのだが、その味がレトルトで楽しめるという。 カレー好きの作家仲間に強くすすめられ、早速、成城石井に向かう。あっ…

ラグビーワールドカップ準々決勝で、日本は南アフリカに惜敗という結果となりました。 負けてしまったというのは残念なことだけど、最後まで本当に壮絶なすごい戦いを見せてくれました。 選手のみなさんに、おつかれさまでした。また次もがんばってください…

2019年の茨木市美術展が本日閉幕した。 ひとりひとりの力や個性に差はあれど、それぞれが1年間時間をかけて真剣に作り上げた作品が、ひとつの空間に集まり、美の放射線を放っている。 小市民だろうが大作家だろうが関係はない。 人一人が本気で時間をかけて…

NBA八村塁選手

芸術は計画とか作為を持たないもの 刻々に生まれ出てくるものである。 言葉を換えて言うなら、当意即妙の連続である。 （北王子魯山人＠何必館・京都現代美術館）

これまでAudioTechnicaの耳栓タイプのイヤホンを愛用していたが、ある日突然、右の方から音が聞こえなくなった。 iPhoneの設定かと思い調べたが、そんな設定はない。別のイヤホンを使ってみるとしっかり両方から音が聞こえてきた。どうやら断線したようだ。…

「にわかラグビーファン」って言葉は、きっと今年の流行語大賞に入るでしょうね。 はい。にわかラグビーファンの僕です。 にわかですが、今日もラグビーについて少し書きます。 スポーツはふだんニュースで確認する程度で、ラグビーどころかスポーツ観戦とい…

ラグビー日本代表VSスコットランド代表戦を観戦しました。 居酒屋で。 台風１９号の接近で恒例のスケッチ合宿が中止となってしまい、どうにも沈静化できない喪失感を酒で晴らそうという狙いでした。その晩は、ラグビーW杯の大切な試合があることは知っていた…

プロの漫画家として活躍していた友人が「漫画辞めます」と発表したとき、僕らは、新たな次の仕事に向かっていく彼を、激励した。だけど、本当は「辞めないでくれ」というところに触れたかった。 NHK朝ドラ「半分、青い」で主人公とその仲間たちがマンガ家を…

恒例の秋のスケッチ合宿が中止となった。 スケッチ合宿２０年の歴史において、初めての事件である。 これまで何度か天候が崩れたりということはあっても、企画自体を中止することは一度もなかったから、今回もなんだかんだで強行するんだろうと思っていた。…

プロテニスプレイヤー ジョコビッチ（とフェデラー）

今年のノーベル化学賞に吉野彰氏が決まった。 同じ日本人としてもとても誇りに思います。 心よりお祝いを申し上げます。 日本人ならばせめて少しでも、日々自分が携わる仕事の分野で、こんな誇らしい賞の片鱗にでも近づきたいとあらためて願います。 例年、…

10年ほど前に仕事を少しだけ一緒にした。または、お世話になった。 .....といった人に、ふいに再会したとき、みんなはどう振る舞うのだろう。 僕はそんなとき、どうしていいかわからない。 10年前のわずかな記憶だけをよりどころにして、知己の友のように振…

頼まれていた仕事をうっかり忘れてしまっていたとき、 「ごめんなさい、忘れていました」とは決して言わないようにしている。 その場しのぎで見苦しい言い訳を作って、なんとか信頼を保とうとする悪あがきに思えるかもしれない。 だけど、実はそれ以前に、相…

インディアンカレー（１０点） いろいろなカレーを食べてきましたが、やっぱり原点はここです。 20年前に同僚に勧められて食べたときの衝撃は今も消えません。 一口目は甘いのです。 「なんだ甘口じゃないか」 と思い、二口目を口に入れたとき、その甘さが突…

「三毛猫ホームズの騎士道」赤川次郎著 光文社KAPPANOVELS（１０点） かつて読んだのはこちら 今回読んだのはこちら 30年以上ぶりの再読です。 今年の春に訪れた高松のビジネスホテルの本棚で偶然見つけて、久しぶりに読みたいなと思ったのです。実は、生ま…

白雪 純米酒 生酒（兵庫県伊丹市／小西酒造株式会社／８点） 誰も歩いていない道を行く。 | 1550年創業 清酒発祥の地、兵庫県伊丹市の清酒メーカー 小西酒造株式会社 日本酒を買うつもりじゃなかったのです。美術館に行くつもりだったのです。それだけです。…

「うらを見せ おもてを見せて 散るもみぢ」（良寛） 「 散 る 桜 残 る 桜 も 散 る 桜」（良寛） （※ 樹木希林・梶川芳友の対談の中で）

” 結婚生活で手に入れるものは「楽」ではなくて「規律」 「楽」ならば、嫁ではなくお手伝いさんに頼むのが、吉。” （どこかの誰か）

ずっと探していた 理想の自分って もうちょっとかっこよかったけれど 僕が歩いてきた日々と道のりを 本当は「自分」っていうらしい 世界中にあふれているため息と 君と僕の甘酸っぱい挫折に捧ぐ あと一歩だけ前に進もう ねぇ 僕らが夢見たのって 誰かと同じ…

「葬式の名人」の失敗について、もう少し書きたい。 アトリエで先生が研究生に話していたのです。「素晴らしかったぞ」と。 珍しいことです。互いに大の映画好きであり、これまで幾多の作品を観てきている分、僕も先生もなかなか映画にはかなり辛口になって…