2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

映画 「ノーカントリー」 (7点/10点)

前半は空気ポンプのようなもので人を殺しまくる凶悪殺人鬼と、その殺人鬼の金を偶然見つけて盗んでしまった男の壮絶なチェイス、戦いが繰り広げられる。 或意味、エンターテインメント最優先的なつくりになっているが、後半になると突然そのチェイスにあっけ…

映画 「バベル」 (6点/10点)

一丁のライフルが日本からモロッコ、そしてアメリカ、メキシコへと偶然の悲劇を伝達していく。 悲劇や偶然だけを描いているようだが、裏を返せば、文化が異なる国同士の暗黙の隔たりの中にも、人間の本質はつながっているのだということを認識させてくれる映…

映画 「ラスト、コーション」 (8点/10点)

目に見えないものが映像や言葉の断片から伝わってくる。 それが作り手の狙いどおりの「テーマ」であれば、彼らの勝ちだと思う。 「ラスト、コーション」はまさに勝ちの映画だ。 美しい映像と限りなく少ない言葉で「情」が描かれている。 特に言葉よりも「語…

映画 「パンズ・ラビリンス」 (7点/10点)

子供が夢見ることはいつの時代でも同じなのだろう。 だが、暗黒の時代に見る子供の夢は痛い。痛すぎる。 これは大人が子供に聞かせるような夢物語では決してない。 だが、これこそが真のファンタジーと言えるのかもしれない。 或意味、「ダンサーインザダー…

春の問いかけ

S50の絵が完成した。 今回もなんだかんだで2ヶ月もかかってしまった。 手が遅いのは迷いが絶えない証拠だ。.....まだまだ未熟。全然未熟。 いつもながらもうこんな絵は見たくもない。 絵は見るたびに俺を質問攻めにする。 絵は迷う前に終わらせるに限る。と…

映像美学

マカオから戻るEVA航空機内でのことだ。 前席の人が見ていた映画がとても気になった。 中国人らしい4人の女性が麻雀をしている映像である。 静寂を感じる落ち着いた映像が綺麗で、役者にも品を感じた。 5秒くらい見ただけだがその映像美から「これはいい映画…

出口なし

2月から3月にかけてずっと胃を壊している。 毎朝吐き気で目が覚めるのだ。 同時期に左足裏の親指付け根あたりが痛み始め、足裏のツボをWEBで調べてみたら「胃が悪い」と出た。 しばらく胃酸を抑える薬をもらって飲んではいたが、あまりに症状が長く続くので…

悲願

ついに悲願のINFOBAR2を入手した。 昨年11月に発売されてすぐ機種変更しようと思っていたのだが、前回MEDIASKINの機種変更から7ヶ月が経過していないとの理由で変更ができずにいた。 その際、受付のおねいさんから、2月になれば更新できる!と聞いていたので…

クリエイティブDNA

先月のバレンタインで職場の女性2名から手作りのお菓子をいただいた。 もちろん義理なのだが、これだけ男の多い職場で手作りはさぞかし大変だったろうと驚き、また感激もした。 それに対するホワイトデーなのだが、例年若手社員が集金してお返しをする仕組み…

冬が終わる。

3月に入ってから、心持ち過ごしやすくなった感じがする。 この冬は本当に厳しかった。 もともと寒いのは苦手ではないが、これほどの寒さは久しぶりで本当に身にこたえた。 とはいえ、安心しているとまた雪が降ったりするのである。 突然寒くなったり。暖かく…

受け入れる

上野の森美術館大賞展の結果が届いた。 落選だった。2枚とも落選.......。 正直眼を疑った。これは夢ではないか。夢なら覚めてほしい。と本気で願った。 しかし何度見ても「選外」の二文字は形を変えることはなかった。 この一年やってきたことには絶対の自…