2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

今日の一冊

「有元葉子の料理の基本」 有元葉子著 幻冬舎 技やレシピを1つ1つ説明していくような解説書ではなくて、洗練された写真集、デザイン書、哲学書という印象を受けた。 見開きに大きな写真があるなど、大胆なレイアウトでサラッと読めてしまうが、氏がこれま…

一麺麭一菜

朝のパンが美味しい。 どちらかと言えば、これまでずっとごはん派で生きて来たのだけれど、最近はなんとなく惣菜パンをかじってから職場にでかけるような日々が続いていて、そうこうするうちに、食パンにたどり着いたのだった。 最近我がブログによく登場す…

まごころを君に

電子レンジはすごい。 確かにすごい。 魚が焼ける。パンが焼ける。 パスタを茹でることも出来る。 だけど、僕は完璧なる電子レンジ崇拝者にはなれそうもない。 ボタン一つで料理ができるというのは、確かにすごいのだけれど。全てがボタン一つなんてありえな…

今日の語録

僕らは離ればなれ たまに会っても話題がない いっしょにいたいけれど とにかく時間がたりない 人がいないとこに行こう 休みがとれたら いつの間にか僕らも 若いつもりが歳をとった 暗い話にばかり やたらくわしくなったもんだ それぞれ二人忙しく 汗かいて …

やさしい嘘

「やさしい」ってなんだろう? 「やさしい」と言われることがあります。 「やさしそう」と言われることもあります。 「やさしくなかったな」と考えることも沢山あります。 大好きな山田洋次監督の映画のひとつに「武士の一分」があります。 藩主の毒見役をつ…

今日の一冊

「白ゆき姫殺人事件」 湊かなえ著 集英社文庫(4点) 小説の前半パートと、物語を補足する資料としての架空のツイッターやら週刊誌、新聞記事が転載される後半パートで構成された描き方が斬新である。 白雪石けん会社の美人女性社員が山奥で殺害される。事…

謁見

この週末に行われた万年筆フェスで、ついに万年筆ドクター・川口明弘氏に謁見した。 突然インクが出なくなった万年筆をどうしても直してもらわねばならなかった。 万年筆の調子が悪くなったのはGWに訪れた大分の時からである。旅先の日記は、やむをえずボ…

今日の日本酒

PINK LADIE ROSE SAKE(佐賀県 三養基郡みやき町東尾2894/天吹酒造合資会社/8点) ロゼ色の日本酒。ということで、ピンクレディー。その名前といい、色合いといい、なんともおしゃれな日本酒です。口当たりはやわらかくて、ほっこりしますが、そのすぐあ…

第二のオアシス

図書館がすごい。 これまで使っていたのは公民館内の一角にある狭い分室だった。ネットで借りたい本を予約して、本が届いたら取りに行く。という窓口のような使い方をしていたのだけど、今回、別の分室に出かけたのだが、ここがすごかった。 1階に児童書、…

ユニコーン論

ユニコーンが好きである。 たまらなく好きである。 最早かけがえのない存在になっている。 ユニコーン100周年ライブツアー「100が如く」にロームシアター京都へ行ってきた。 2019年はユニコーン再始動10周年。そして、ABEDONが加入し現在のメンバー構成とな…

今日の一冊

「犯罪小説集」 角川文庫 吉田修一(9点) 青田Y字路 曼珠姫午睡 百家楽餓鬼 万屋善次郎 白球白蛇伝 全五話の短編集。 「犯罪小説集」というタイトルにあるように、どの話の中でも犯罪が発生するのだけど、後半まで犯罪の気配もなく、むしろ順風満帆でどん…

蓄積

やりたいこと、やらねばならないことが溜まっていきます。 溜まっていることを平日の夜や休日にまとめてかたづけようとしますが、追いつきません。 こなす速度よりも溜まっていく速度がわずかに速いのです。 じわじわと引き離されていきます。 箸置きをよう…

「これでいい」とは思わないこと。 「これでいい」と決められるのは他人だけです。 「これでいい」と思うのは、ただの思い込みです。 決定的に駄目なことを、単に周りが見逃してくれているだけです。 ずっと自分を疑い続けましょう。それが世界平和の第一歩…

関西二紀展2019

この春に制作環境が大きく変わりまして、できるかどうかも怪しいタイミングでしたが、何とか大作を1枚完成させて出品し、褒賞をいただくことができました。 受賞はあまり意識していませんでした。 個展の開催も先送りとなり、さすがに二紀展までも落とすこ…

一遍聖絵

国宝「一遍聖絵」を観てきました。 一見、人の目を引く華やかさはありません。日本の国宝と言われているものの多くは、仏像にしても日本画にしても、印象派絵画のような鮮やかな色遣いはなくて、ほとんど土の色だけです。鮮やかな色が無いとしても、前衛的な…

今日のゲーム

NintendoSWITCH「Night in the Woods」(6点) 良いか、悪いか。と問われれば、間違いなく良い。 だが、 好きか、嫌いか。と問われれば、嫌い。かもしれない。 これまで体験したことのない新しい世界観をもったゲームである。かわいい動物のキャラクターた…

今日の語録

「令和は”役割ズム男女平等”」(敬愛する東村アキコ女史の言葉) 大きなことは、大きなことをできる人にまかせる。 小さなことは、小さなことをできる人にまかせる。 お料理は、お料理が好きな人、得意な人に任せる。 お掃除は、お掃除が好きな人、得意な人…

★こぶとり爺さん

「こぶとりじいさん」という昔話があります。 WIKIであらすじを調べると、こんな話です。 あるところに、頬に大きな瘤(こぶ)のある隣どうしの二人の翁がいた。片方は正直で温厚、もう片方は瘤をからかった子供を殴るなど乱暴で意地悪であった。ある日の晩…

今日の語録

右から 右から 何かが来てる 僕はそれを左へ受け流す いきなりやって来た 右からやって来た ふいにやってきた 右からやって来た 僕はそれを左へ受け流す 右から左へ受け流す 左から右へは受け流さない 右から 右から そう右から来たものを僕は左へ受け流す …

それがあなたの...

悲観主義の良いところは、辛抱強い。というところかな。 辛抱強い。ということが人としての美しさを決める要素の一つだとずっと考えてきました。 むしろ辛抱強さを手に入れるために、僕は悲観主義を選んだのかもしれない。 楽観主義の人をまぶしく感じること…

太平洋にあこがれて

こんにちは!! たった一言の挨拶ができるかどうか。 それだけで対話が始まり、関係が生まれ、 新しい情報が入り、世界が広がっていく。 逆に、その一言がなかったら、これらの可能性が全て絶たれてしまうということです。 つまり、たった一言のこんにちは。…

今日の日本酒 (番外編)

「ゲームセンターCX 課長水」(5点) 有野課長がレトロゲームに挑戦し続ける「ゲームセンターCX」という番組からのスピンオフアイテムである。15周年記念のレトロゲーム挑戦イベントに行ったときに手に入れたものです。冷蔵庫に眠っていたものをようやく味…

今日の一冊

「ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~」 三上延著 メディアワークス文庫(9点) 本編は全七巻で完結しましたが、栞子さんのその後と、サブキャラクターたちの隠されたエピソードが語られる短編集です。外伝という位置づけなんだけど、本…

余裕

強い想いはとても大切だ。 強い想いが世界を動かしている。 でも想いは強くなるほど狂信的・盲信的になっていく。 強い想いを持ちながらも、常に疑う気持ちも持ちたい。 これは正しいやり方だ。絶対間違いない。 だけど、 もしかしたらもっといいやり方があ…

デビウ(後編)

電動自転車って意外に重たい。 普通のママチャリなら軽々と持ち上げて方向転換できたのだけど、電動はそうはいかない。バッテリー部分とかパワーアシストするメカニズムの部分は、もはや半分オートバイのようなものなのだろう。だけどそのぶん、パワーがパナ…

デビウ(前編)

阪急32番街の展望レストランで食事をしていたとき、大阪駅の向こうにヨドバシカメラの屋上が見えた。なにげなく眺めていた景色に一瞬、目が留まります。 「なんだ、あれ?!」 ヨドバシカメラの屋上で自転車を運転する人の姿が見える。昭和のデパートでもな…

目が泳ぐ

「では、最後の挨拶は増田さんに」 相談も事前に全くありませんでした。 せめて10分前に声をかけていてくれたら...。 しどろもどろになりながらも、にやにやと 余裕のあるふりをして間をつなぎながら、 頭の中では無茶ぶりをされた芸人のように 即興で言葉を…

今日の語録

「もぐら太郎になりなさい」 いきつけの居酒屋の焼酎のボトルに書いてありました。間違いなく僕の筆跡です。でも正直書いた記憶が全くなかったのです。そんな言葉も聞いたこともありませんでした。 大笑いしました。 でもよくよく考えてみるとこの言葉は結構…

今日の語録

「どろんこになりなさい」 公募展に大作を出品するようになって10年になります。 出品を始めた当初、多くの先生から講評をいただきました。 ふだんほとんど話したことのないある先生が私に一言、 君の絵は優等生すぎる。もっとどろんこにならないと。 それが…

肉じゃが!

肉じゃが。 料理をする者にとっての登竜門である(........と勝手に思いこんでいる)。 かつて肉じゃがづくりに挑戦したときは、情報を集め、出汁をとり、何時間もかけてコトコトと煮込んだものだった。だが、そんな努力もむなしく、どうも美味しく出来上が…