「もぐら太郎になりなさい」
いきつけの居酒屋の焼酎のボトルに書いてありました。
間違いなく僕の筆跡です。
でも正直書いた記憶が全くなかったのです。
そんな言葉も聞いたこともありませんでした。
大笑いしました。
でもよくよく考えてみるとこの言葉は結構深いのです。
「ぶれない」
ということかと思ってます。
ただ黙々と足元を掘り続けろ。ということです。
でも、ぶれずに進むってなかなか難しいものです。
いつまで足下を掘っても鉱脈にたどりつかない。
そんなとき隣で掘っていた人が鉱脈を見つける。
僕の足元にはもう何もないのではないか?と疑心暗鬼になる。
隣の人が掘っているあたりの方がなにか出てくるかもしれない。
そう思って、足元を掘るのをやめて隣を掘り出してみるものの、
やっぱりそこにも何もなくてまた更なる隣を掘り出したりする。
結局、どこにいっても中途半端でなにも見つからないのです。
絶望的な気持ちになっても、ぶれずに足元を堀り続ける。
もぐら太郎でありつづけなさい。
それが究極の答えなのだということなのです。
べろべろに酔いながらも、たまにはまともなこと話してるんだなと思った次第です。
まあ、ただ酒を正当化するただの口実かもしれませんが.....。(笑)□