ほぼ日の學校ノート 坂東元(旭山動物園長)VS 糸井重里

 

 

【所感&考察】

・「動物を見る」のではなくて「動物の営みの美しさを見る」として
 動物園をリブートさせた。

・「動物を見る」という見せ方は、マイナーチェンジ・モデルチェンジを
 繰り返していかねばならないし、すぐに飽きられてしまう。
 見てほしいものを見てもらえていない。という園長の着眼点。
 大変優秀な園長。

旭山動物園が世界で初めて、唯一の動物園となったのは、
 欧米と日本の歴史・文化背景が理由でもある。

→欧米=人間は特別なもの。人間以外の動物に慰霊碑はない。
 日本=いろいろな神がいていろいろな生き物がいる。動物も慰霊する。

→欧米のいただきます=神に感謝する。
 日本のいただきます=食べものに感謝する。

・歴史、自然、日本と欧米、これまでの動物園の違和感。
 を見つめて考えて、この動物園が生まれている。

 

中田英寿氏の活動と同様、
 現地に行き、見て、感じる。歴史を紐解いて考える。の成功事例の一つともとれる。

 

・「動物園」というフィールド・枠組みは変えずに、その中でイノベーションしている。隣に目移りしてフィールド・枠組みを変えるのは、本末転倒。じっくり今いる場所の足元を掘ること。