2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

しあわせのかたち

久々にアトリエやら、職場やらに行くと、 その先々で、 「痩せた?」 と言われる。 ほぼ100%くらいの確率で、です。 先日の健康診断では、体重はあまり大きく変わっては居ませんでしたが、外見的に一瞥した時にキャッチされる僕への印象は、先ずは「痩せ…

今日のカレー

インド流スパイス工房 哲学カレー チキンカレー¥920(7点) ビルの二階。 カウンター7席、壁側席6席。小さな店内でありながら、カウンターに並べられたスパイスたちを見ると、ここで日々哲学的なスパイスとの対話と挑戦が行われているのだと感じられてく…

セレンディピティ その2

丹波篠山を訪れました。 ぼたん鍋。デカンショ節。黒大豆。 といったものが市を代表する文化・名産となっています。 徳川家康が豊臣秀吉の残党たる外様大名を抑えるための要衝とした篠山城跡を町の中心に据え、その城下町として残される静かな街並みは文化遺…

セレンディピティ その1

「オフィス勤務のメリットは、セレンディピティですよね」 ............セレンディピティって、何? ............って、みんな思いませんか? みんな、黙って聞いているけど、知らないのは僕だけなのだろうか。みんな、どこでそんなことばを拾い集めてくるの…

謁見未遂

万年筆の調子が悪い。 ....と思ったのが3月くらいだったろうか。ペン先が乾くのだろうか、少し書くとインクが出なくなり、軽く振ると出るようになるのだけど、しばらく書くとまたすぐに出なくなる。そんなことを繰り返していたのです。 毎年6月ごろにナガサ…

今日の一冊

曾根崎心中 近松門左衛門原作・角田光代著 リトルモア 一気に読んでしまった。 魂をえぐられるような物語展開。 素晴らしい文学的表現で古典の名作が現代に蘇る。 恋というものを知らなかった幼かったお初が、徳兵衛との狂おしい恋に至るまで、そして心中に…

制作日記

石膏デッサンを再開している。 一応、卒業はしたがかなり前のことだし、以来ほとんどやってこなかったから、リハビリもかねて、あのときできなかったことも含めて、全部棚卸しをしようというつもりで臨んだのだけど。 あれ。あれれ? こんなに自分は描けなか…

汚い話

今日は、ちょっと汚い話。 父が寿司屋を営んでいたころのことだ。 まだ営業時間中だというのに、父がオートバイで自宅に帰ってくることが時折あった。 父は自宅でトイレを済ませると、またオートバイで寿司屋に戻っていたのだった。 要するに、お店が忙しい…

時期尚早

土いじりをしてみたい。 若いうちは街に出て、外から入ってくる多くの娯楽やら情報やらにまみれているだけで満足しているが、ひととおり経験した年ごろになると、そんなことにも飽きてきて、ふと土を触りたくなったりするのだろう。 ベランダ菜園を始めたと…

本日の一冊

「追想五断章」 米澤穂信著 集英社 亡くなった父が残した5つの小説を探し出したいという女性・北里可南子からの依頼を受けた古本屋で働く主人公・菅生芳光。 小説は最後の1行が描かれないリドルストーリーとなっていた。 1編1編が見つかっていく中で、父はか…

今日のカレー

アリスカレー 野菜カレー¥750 茨木市春日町(5点) 行く先々で、カレー店はないかと探している。 今いる場所から最寄りのカレー店はどこかと探すと2店舗見つかる。 大手は除く。独自のカレーを展開している店に向かうのである。 20分ほどの徒歩。思った以…

くせ毛

「くせ毛ですね」 床屋の席に座り目を閉じ髪を切ってもらっているときに、 初老の理髪師が声をかけてくる。 「さつきはくせ毛ねえ、ママの小さい時にそっくり」 「私も大きくなったらママのような髪になる?」 「そうね」 「(嬉しそうににっこり微笑むさつ…

今日の日本酒

小嶋屋 無題 壱(山形県米沢市/株式会社小嶋総本店/95点) www.kojimaya-sake.com 2018年に「無題 弐」をいただいているのです。 今回は「無題 壱」です。 小嶋総本店は「東光」ですが、別ブランドで小嶋屋無題も展開しているようです。 同じ会社でありな…

コロナ再来2

宵山も静かに終わりました。 久しぶりにオフィスに出てみました。 これがとても気持ちよくて。 当たり前だと思っていたオフィスの広さに、まるで鳥かごから解放された小鳥のような新鮮で開放的な気持ちになりました。 当たり前だと思っていた疲労を伴う通勤…

コロナ再来

コロナがまた盛り返してきています。 今になって感染者数が、4月や5月に匹敵するほど増えているのは、単にPCR検査の敷居が下がって、誰でも検査が受けられるようになり、これまで相互に気づくこともなく潜伏していた患者が見える化されるようになっただけ…

今日の料理

鰻丼 土用が近づいています。 長い雨が続いていて、まだ猛暑という時期ではないけれど、そんなことはみじんも関係なく、僕は鰻が食べたかったのです。 1年に1回のおたのしみということで、鰻を食べるとなったら、鮨に匹敵するほどの気合を入れて、本格的なお…

大原ロケハン その2

大原の寂光院へ向かうのどかな田舎道を歩いていると、ふと、永い間頭の中に眠っていた何かが、目覚めるような感覚があった。 「ここに来たことがある.....」 就職して間もない大昔に、父と母を京都に招待したときは、間違いなく大原に宿泊をしたのであるが、…

大原ロケハン その1

「京都大原三千院 恋につかれた女がひとり 結城に塩瀬の素描の帯が 池の水面にゆれていた 京都 大原 三千院 恋につかれた女がひとり」 高校時代の修学旅行は京都だった。 クラスメートの女子グループが教室で歌っていたのを今でも覚えている。 僕らの世代か…

今日の語録

今日の日本酒

遊穂 山おろし純米吟醸 ゆうほのあか 熟成生酛純米吟醸 (石川県羽咋市/御祖酒造株式会社/86点) 「はくいし の みおやしゅぞう と読みます」 「日本酒に熟成なんてあるんですか」 「ありますよ」 知らないことが多い中、では熟成というものはどんなもの…

今日のツイッター

今日の語録

今日の料理

焼き鮭 ただ炙っただけなんですけどね。 やっぱり焼き魚は美味しいものです。 最近、肉が多くなりがちなんだけど、やっぱり魚が一番安心します。 トマトもほうれん草も、ただ茹でるだけ、切るだけ。 それでも素材そのものがおいしいから、余計な手を入れなく…

★石こうデッサン

研究生の石こうデッサンにアドバイスをする機会があった。 石こうデッサンをする研究生は久しぶりである。 研究生は絶大な信頼を寄せて、僕のアドバイスを聞こうとする。 そのプレッシャーに、ひるむ。 お医者さんならば、どんな病気も直してくれる。 床屋さ…

今日の料理

冷麺 冷やし中華を関西の方では冷麺といったりします。 だけど冷麺ってのは焼肉屋でいただくものだと思います。 氷の入った冷たい汁の中に冷たいコシのある麺がつかり、 キムチやらキュウリやらがのっているのです。 ...というものをスーパーで手に入れて作…

今日の言いまつがい

今日の日本酒

東光 純米吟醸原酒 (山形県米沢市/株式会社小嶋総本店/92点) 東光の「光」は、山川光男くんの「光(みつ)」です。 光です、密です、小池百合子です。 くちあたりは「ぽわん」としたやわらかさ。 のどをとおるあたりで「ちくり」と刺します。 ぽわん。…

文化断絶

スペインでまたやらかしたらしい。 これです。 聖母像(左)の修復をした結果がこれらしいのです。 一度修復して右上、再度修復して右下になったということ。 なんでこんなことになるのか。 文化の断絶が起こっていると思うんです。 エジプトのピラミッドや…

あのころ ~パンツ作戦のおもひで~

朝、小学生の通学の声で目をさます。 暑くなってきた。 そろそろプール開きの時期だろうか。 コロナウィルスの騒ぎがあるから今年はプールは無しだろうか。 まどろみのなか、小学生の声が引き金となって、プールで遊んでいた、あのころのことが思い出されて…

100年ドラえもん

ドラえもん50周年。 これを記念して100年後まで読み伝えられる「100年ドラえもん」の発売が決定したようである。 僕は、藤子不二雄の大ファンである。 のらくろや手塚治虫から始まり、多くの作家がバトンをつないで今や超漫画大国となった日本。 昨今の成熟…