鰻丼
土用が近づいています。
長い雨が続いていて、まだ猛暑という時期ではないけれど、そんなことはみじんも関係なく、僕は鰻が食べたかったのです。
1年に1回のおたのしみということで、鰻を食べるとなったら、鮨に匹敵するほどの気合を入れて、本格的なお店に行きたいのだけど、このご時世、なかなか外食もかなわないということで、今回は百貨店で鰻を手に入れました。
正直、スーパーや百貨店で鰻を買うのはあまり好きではありません。
土用の商戦で、いたずらに鰻を焼き過ぎて、あとで処分したなんて話を聞いたりすると、もう鰻は鰻専門店以外で販売禁止にしてほしい。とすら思うのです。
鰻は、やっぱり専門店の店頭でもくもくとあの香ばしい香りをかぎ、ワクワクしながら待ち、焼き立てのかば焼きに、炊き立てのご飯での、鰻重、鰻丼、をいただきたいのです。
パックに入って長い時間放置した鰻がおいしいわけがない!
などと思っていたのですがね。
すみません。うまいんですよ。
レンジで1分ほど温めたら、鰻屋さんでいただいくほどの柔らかさ、香ばしさでいただくことができました。
偏見をもっていたことも手伝ってか、もう本当にびっくりしてしまいました。これほどまでにうまいものかと。
ただその分、しっかり高いのですがね。
やっぱりしっかりした鰻だったからなのでしょう。
食べ終わって1日もたってないのに、もう食べたくなってる。
茶碗蒸しも上手にできました。
大原で手に入れた漬物も素晴らしくて、相乗効果を出してくれました。□