2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

しみる。

「染みる」と「沁みる」。 「染みる」は、色がしみこむようす。 「沁みる」は、心にしみこむようす。 どっちも綺麗。日本人でよかった。□

語録

1であればいい。 1=1であっても、 1=1/2+1/2であっても、 1=1/3+1/3+1/3であってもいい。 最後の、最後に、1であればいい。□

のりしろの時間

仕事と仕事の切り替え時には、 「のりしろの時間」が必要だ。 仕事を終えて自宅に戻り、次の仕事(絵画制作)に 入るとき、キャンバスに向かう状態を作るまでに、 自分の中に「真空の時間」を必要とする。 着替え、手洗い、食事、メールチェック、 更に、漫…

筆を捨てる

古い筆はもう捨てよう。 そして新しい筆を使おう。 新しい筆は力を与えてくれる。 新しい筆がキャンバスに触れたときの反動の心地よさ。 下手でもうまくなったような気分にすらさせてくれる。 ぼろぼろに疲れた夜でも描きたい気分に引き上げてくれる。 毛先…

しっかり眠ろう!

ちゃんと眠ろうね。という多くの人たちからの助言を 鼻で笑い、根性で押し切ってきた自分ではあるけれど。 「眠らないと人間としての価値が落ちる。」 あ、眠らなくちゃいけないな。と素直に思わせて くれるような、これはそんな強い一言でした。 しっかり眠…

粗末な食事

食事をすると必ず眠くなる。 制作の追い込みの時期である。 決して眠ってはいけない。 でも食べない訳にはいかない。 食事をする時間を大幅に遅らせてみる。 食べていないから眠くはならない。 だけど空腹に耐えながら制作すると、 却ってその後体調が悪くな…

今日のメール

「増田です。 いつもお世話になっております。 追加でお願いがございます。 五月雨隣申し訳ございません......」 ......五月雨隣! 唯のいいまつがいなのに、 文字的にも音的にも結構イけてる。と褒められる。 嬉しいことは嬉しいのだけれど......。 こんな…

憂鬱日記

毎日ハッピーな朝を迎えることはとても難しい。 重要な打合せがあったり、プレゼンがあったり。 その1日の未だ発生してもいない事件を妄想し、 ついため息を漏らしてしまう朝がある。 弱虫である。 だが悲観してばかりはいられない。 そんな朝は、あえてそ…

ストイック元年

2016年のお盆やすみも終わり、 リオ五輪もマリオで終わった。 もう後はありません。 これから1か月、ただ描くだけです。 全てに優先してたんたんと描くだけです。 阿修羅のように。僧侶のように。 欲しがりません、勝つまでは....!(あ、ビールは例外)□

ソラニン。

居心地のいい空間は 居心地がいいんだけど、 なんだか異質に思えてくる。 居心地のいい空間なんて きっとあるわけがないのです。 あってはいけないのです。 もしあったとしたら、 それはもう終わりなのではないか。 それでも今はこの居心地のよさに 感謝しな…

ひとつ抱きしめて

優れた作品と、それに捧げた手間と時間は、概ね比例している。 より多くの時間と手間をかけたものほど良い作品になっていく。 僕らを喜ばせているほとんどのプロダクトたちは、きっと とんでもない手間と情熱と愛情と苦悩から生み出されている。 逆に手間や…

誰か代わりにやってくれ。

歳を重ねるにつれ、取り組む仕事の規模が大きくなり、 それに関わっているだけで膨大な時間と体力を 注ぎ込まなくてはならなくなっていく。 当然ながら、時間的にも、体力的にも、 できなくないことが増えていく。 いつかやれると思ったテレビゲームは山積み…

決めちゃう人。

必ずきっちり決めて動く人間です。 旅に行くときも、食事に行くときも、 どこで何をどうするかを事前に全て決め込みます。 かつて貴重な旅先、貴重な機会を行き当たりばったりで 臨み、どこに行っても満員で路頭に彷徨う羽目に。 すっかり懲りて、以来このス…

推薦

川本喜八郎作品集。 全てすごいのですが。 とくに「詩人の生涯」「道成寺」に震えます。□

語録

なりたい姿と、なれる姿とは違う。 役割は世界が与えてくれる。 自分では選ぶことは出来ない。 チャンスはいつも向こうからやって来る。□

反作用の力

今、目の前にあるS100号の油彩2点を9月末までに 完成させなくてはならない。 もう1.5ヶ月もない.....。 毎年恒例とはいえ何度繰り返しても追い詰められる。 僕には学習能力がないのだろうか.....。 否否。クリエイティビティはコンスタントな方法論で ひねり…

昨年、福井に住む絵画の先生に挨拶に行った。 途中、東尋坊に立ち寄った。 福井屈指の観光地で自然の織り成す見事な 岩の造形と見渡す限りの水平線が魅力的な スポットである。 東尋坊を臨む海の向こうに雄島という島が見える。 この雄島には徒歩で行くこと…

ポンピドーセンター傑作展

巨匠たちの語録。 ○1912 フランティシェク・クプカ 「かつて私はアイデアにかたちを与えようとしていた。 今はむしろ、かたちに合うアイデアを探している。」 ○1913 マルセル・デュシャン 「要するに芸術家はたった一人で創造するわけではない。 鑑賞者は作…

リゾート論

待ちに待った夏休み。 「リゾート」という名目で観光地に向かう。 リゾート。 なんという素晴らしい響きだろうか。 何もしない。という贅沢な時間に胸が躍る。 そうして迎えた夏休み。のはずだったのだが....。 最早これが毎日の癖なのだろうか、 知らず知ら…

語録

かっこいい。□

語録

世界の優れた仕事は、 「衝動」が目的であり、 「作品」が結果になっている。□

夏休みの宿題2016

逆転裁判123。 今度こそ終えます.....! #2015夏休みも。2015年末も。同じこと言っていたような......。

シン・ゴジラ論 (ネタバレ注意)

例えば、チェーン店系の居酒屋で酒を飲んでいるとき、給仕の接客・応対が、とても粗末に感じることがある。 オーナー社長のサービスへの想いが、 給仕にうまく伝わっていないな、と感じることがある。 オーナー社長 → 支店長 → 給仕。 たかだか2〜3階層程…

激励

リオデジャネイロ五輪が開幕した。 がんばってきた選手たちの活躍に僕らはまた、 多くの元気をもらうことになるのでしょう。 世の中は水泳、柔道、体操等に目が向かっている ようです。 けれど、多くの人が目を向けていない競技もしっかり 見届けたいと思っ…

絵画の見方

絵画はにおいを楽しむものです。 鼻でかぐにおい。ではなくて、 目で見るにおい。なのです。 そのにおいを感じるためには たくさん絵をみるということと ある程度の教養、リテラシーを 蓄積していなくてはいけません。 そうしてにおいを感じる目を 作ってい…

本物は本物。

真っ暗な住宅街にぽつりと現れた居酒屋。 ........またか。 ついこの前まではラーメン屋だった。 その前はカフェだったか。 大通りからやや入り込んだ住宅街の一角。 周りには店舗はほとんどない。人通りもない。 多くの人が気付かずに前を通り過ぎてしまう…

失敗のススメ

後輩が一人暮らしをはじめたという。 新築のマンションとのこと。 新しいマンションでの新しい生活。 何もかもが新しいこのワクワク感。 かつての自分にもそういう時期があった。 自分がマンションで一人暮らしを始めたころ、 セールスマンがやって来ること…

仕事を残す。

仕事をやり残すことは、実はなかなか大切。 その日にやるべきことを全部やりきってしまうと、 翌日は先ず、やるべきことを考え出すことから 始めなくてはならなくなる。 その日の仕事を次の日の朝すぐから触れる状態に あえて残しておく。 そうすればちょっ…

「おつかれさま」の仕事。

心を震わせる素晴らしい仕事は全て、 一線をこえている。 一線をこえる。とは何かというと 面倒くさいことをやりきっている。 ということです。 例えば、ボッティチェッリの「La Primavera」。 女神たちの足元に群生する植物は、 一見すると単なる雑草だけれ…

アナログ至上主義

かつて転勤のため3年ほど東京で一人暮らしをした。 油絵の具をさわり始めてしばらく経って、 そろそろ公募展への出品を考えてみるか。といった頃。 アトリエを離れて東京へ行くことに強く抵抗した。 まだまだ教えてもらいたいことが山ほどあった。 だが勿論…