巨匠たちの語録。
○1912 フランティシェク・クプカ
「かつて私はアイデアにかたちを与えようとしていた。
今はむしろ、かたちに合うアイデアを探している。」
○1913 マルセル・デュシャン
「要するに芸術家はたった一人で創造するわけではない。
鑑賞者は作品における深い本質を解読し、
解釈することで芸術作品と接触する。
それにより創造の過程に鑑賞者自身が関わるのである。」
○1914 レイモン・デュシャン=ヴィヨン
「動くものを動かなくする代わりに、動かないものを動かす。
これが彫刻における真の目的である。」
○1932 アンリ・カルティエ=ブレッソン
「写真が私を捉える。その逆ではない。」
○1935 パブロ・ピカソ
「私は他の人が自伝を書くように絵を描いている。」
○1945 展示無し(エディット・ピアフ「バラ色の人生」)
○1947 ジャック・ヴィルグレ
「私は世間の名もなき「天才たち」に興味を抱いてきた。
美術史上の輝かしい時代をつくってきた
個々の「天才たち」とは対照的に、
彼らは日日の経済的な動向や国家の社会政治的な条件と
結びついているからだ。」
○1948 アンリ・マティス
「私は色彩を通じて感じます。
だから私の絵はこれからも色彩によって組織されるでしょう。」
○1950 ベルナール・ビュフェ
「私にとってレアリスムとは対象と自然を認識することである。
だから私のレアリスム絵画は具象的なのだ。」
○1951 ジャン・アルプ
「美術作品は、植物にみのる果実、
母親の子宮にいる子供のように、
人間のうちにみのる果実である。」
○1953 フェルナン・レジェ
「色彩は不可欠です。
水や火のように、生きるために欠かせないものです。」
○1957 シモン・アンタイ
「成功すること、到達すること、結論を出すことを、
-もし可能なら-一度括弧に入れなければならない。
あらかじめ習熟しておくことは出発点にさえならず、
すでに知られたことを例証するに過ぎない。」
○1973 ジャン・デュビュッフェ
「私は日常生活に直接結びついているような芸術を求めている。」□