2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

今日の一冊

「リカーシブル」 米澤穂信著 新潮文庫(9点) (注!! いつものようにネタバレしまくりです) 主人公は中学校1年生のハルカ。母と弟のサトルとの3人で坂巻市に引っ越してきたところから物語が始まる。新しい町の新しい学校、新しい仲間たちとの生活が始…

今日のカレー

四天王寺前夕陽ヶ丘 虹の仏 チキンカレープレート ¥1100(7点) 四天王寺前夕陽丘駅。 長い名前の駅である。北は谷町4丁目、6丁目、9丁目。南は天王寺。と極めてシンプルな駅名の間に、この長い駅名。なんで「四天王寺前」でもなく「夕陽ケ丘」でもなく、…

変わりゆく渋谷

年初に、変わりゆく渋谷を見てきた。 銀座線の渋谷駅が130メートル移動したと報道があった。 学生時代には映画を観たり本屋に寄ったりと、渋谷には頻繁に足を向けていたが、卒業してからは、とんと行かなくなった。仕事を始めてすぐの研修で、青山に1か月ほ…

名画に逢いたい

名画に逢いたい。 いつもそんな願いが頭の中にある。 歳と共にその願いは益々強くなっていくように思う。 学生のころには浴びるように映画を観た。 名画と呼ばれている作品を片っ端から観た。 年200本くらいみていたように思う。 次々に出会う名画の数々は脳…

ぼくらはみんな生きている。

中国で発生した新型のコロナウィルスが世界に広がっている。 一週間前のニュースでは「たいしたことはない。すぐに収束するだろう」とか言っていたように思うが、とんでもない。日に日に感染者は増え続け、さらにちょうど始まった春節で、10億以上の中国人…

今日の日本酒

獺祭 純米大吟醸45 寒造早槽 しぼりたて生(山口県岩国市/旭酒造株式会社/100点) 獺祭の蔵元|旭酒造株式会社 昨今の獺祭人気はいかがものか。 居酒屋に行けば、どこもかしこも「獺祭あります」といった具合で、日本酒を飲まない店主がやっているよう…

今日のカレー

ヤマモリ プリック(レトルトタイカレーシリーズ)(6点) 「辛さ5」と書いてあって一瞬ひるんだけど、この前食べた「カシミール」はほどよく辛くておいしかったので、まあそんなものだろうとたかをくくってたのです。 辛すぎます。 一口目。あ、おいしい…

今日の一冊

「星を継ぐもの」ジェイムズ・P・ホーガン著 創元SF文庫(7点) 暮らしの手帳 第五世紀3号の特集記事「マイベストミステリー」で北村薫氏が「星を継ぐもの」を紹介していた。この記事を読んだとき「どこかで聞いたようなタイトル?」と思ったのだが、すぐに…

わたしの庭

4月に個展をする。 昨年は逃げてしまったが今年こそはやる。 何としても。どんな形であっても、やる。 初心に返り、一番描きたいものを、描く。 義務でもなく、楽しく描けるものを描く。 ひりひりする。本当にできるのだろうか。 否、やるのである。どんな手…

今日の語録

今日の語録 ~星取表~

星取表つくってる段階で、 既に、それはただの「業務」になってる。 本当の答えって、もういきなりなんです。 星取表なんて作る前にもう出ちゃってる。 理屈なんて抜きにいきなり目の前にある。□

自責か他責か

「それはお前の修行が足りないからだ」 嫁いだ先での愚痴をこぼす叔母に僕の祖父が言った一言。それを横で聞いていた叔母の妹(僕の母)は、今なお、この一言が鮮明に脳裏に焼き付いているという。母は、以来決して誰にも愚痴はこぼすまいと決めたそうである…

今日の日本酒

黒部峡谷 幻の瀧 熟成三年 限定純米吟醸 (富山県黒部市/皇国晴酒造株式会社/58点) 皇国晴酒造 – 「幻の瀧」醸造元 皇国晴酒造の公式ページ 先輩からお祝いに頂いたお酒。 熟成。限定。という言葉に期待を膨らませる。 とても古典的な味わいのお酒です…

クロノタイプ

ミュンヘンクロノタイプというのを算出してみました。 ミュンヘンクロノタイプ質問紙(MCTQ)日本語版 平日・休日の就寝時刻、起床時刻、布団に入ってから眠るまでの時間、目覚めてから布団から出るまでの時間...といった値を入れていくことで「睡眠中央時刻…

親友

STAR WARS Episode9は親友と観に行った。 互いに独身のころは毎年海外旅行を恒例行事としていたが、結婚してからは忙しくなり、なかなか会う機会は減っていた。だが、互いにSTARWARSファンであり、3年ごとに作品が公開されていくというので、それを口実に3年…

STAR WARS完結!!

第1作目(Episode4)の公開から40年余...。 ついに2019年末に公開されたEpisode9で、壮大なるSTARWARSが大団円となった。 先日迫力のある音響設備を兼ね備えた巨大なIMAXシアターで、Episode9を観た。 この歴史的瞬間に立ち会うにはもっともふさわしい劇場…

今日の語録

夢十夜 Season4 第七夜

こんな夢を見た。 BEGINのボーカル比嘉栄昇が「およげたいやきくん」をベースにした新曲を発表したと巷で騒ぎになっている。 エレキギターを携えた比嘉氏が、聞きしに勝る名曲をテレビで演奏していて、これはすごい。と聞き入っている。 シングルのB面には元…

落ち着きのない男

落語に「時そば」という噺がある。 蕎麦を食べた男が、勘定のとき、ひとつ、ふたつとカウントしながら店主の手の上に小銭を乗せていくのだが、途中「いま何時だった?」と質問を挟んで、店主が「九つでぃ」と答えたことにのせて、カウントをちょろまかすので…

今日の日本酒

農口尚彦研究所 本醸造 無濾過生原酒(石川県・小松市/野口尚彦研究所/75点) 農口尚彦復活!「農口尚彦研究所」公式ウェブサイト 農口尚彦研究所は2018年5月27日以来、2度目の登場です。 生原酒といいながら、生という感じはあまりしない。一瞬、生のや…

カフェ

カフェがお気に入りである。 カフェは自宅とは違う時間が過ごせる。 持ち込めるものが限られるからだろう。 自分に干渉しない雑踏の音を聞き流しながら 一杯の珈琲を友に、ひとりの世界に没頭する。 大晦日の朝、東京駅にたどり着いた足で実家には帰らずにカ…

今日の語録

今日の一冊

「創作する遺伝子 僕が愛したMEMEたち」小島秀夫著 新潮文庫 2019年の一番の話題となったPS4「DEATH STRANDING」を生み出した小島秀夫監督が、愛してきた優れた書籍や映画を1つ1つ紹介しながら、監督のゲーム作りの根底にもつ美しき哲学を浮かび上がらせる…

夢十夜 Season4 第六夜

こんな夢をみた。 市の特定の団体ごとに、町おこしでデジタルサイネージを制作する企画があった。 我々が所属するアトリエでも1メートル×50センチくらいのサイネージが作られたようだが、河原に打ち捨てられたように展示されたそれはなんともみすぼらしく…

七草粥

春の七草がスーパーに積まれていたので手に取ってみた。 1月7日に七草粥を頂き、暴飲暴食が続いた年末年始の胃袋を少し休め、新しい仕事に向かって出発するのである。 忘年会やら新年会やらで酒を浴びるように飲み(人によるけど)、自宅でも朝から餅食って…

今日の日本酒

笑四季 EMISHIKI SENSATION 火入れ(滋賀県甲賀市/笑四季酒造株式会社/78点) www.emishiki.com かっこいいジャケット。名前もかっこいい。 ちくっとした辛さが沁みわたるが、まるで手のひらにのせた雪のようにすっと溶けて、静かな余韻が残る感じがする…

今日の気になる

プラチナの万年筆3776を10年間、愛用している。 ...が。 浮気というわけではないのだけれど、以来ゆっくりと、ゆっくりと、もうひとつ、新しい万年筆が欲しいな、と思い始めていた。 もともとは友人に万年筆を勧められて、僕の方も、ちょっと大人の文房具を…

今日の一冊

漫画「ブルーピリオド」①~⑥ 山口つばさ著 講談社(アフタヌーンコミックス) 絵画制作を扱った漫画というのは意外にも少ない。 東村アキ子女史の「かくかくしかじか」は僕の中での不動のオールタイムベストだけど、ここにきてまたすごい新星が現れた。「か…

今日の日本酒

風の森 限定 極みあらばしり (奈良県御所市/油長町酒造株式会社/93点) 油長酒造株式会社 栓を抜くと「ポン!」という元気な音が聞こえてきた。風の森 限定の極みあらばしり。である。瓶の中にガスがたまって酒がはげしく発酵している。 まるでシャンパ…

年賀状について

年賀状というものを書く最後の世代かもしれない。 大学院時代の研究室の秘書さんは僕と同じ歳だったけど、当時まだインターネットなんてのが一般にはまだまだ普及していなかったころに、僕の年賀状の返事を「電子年賀状」で送ってきたのでした。その他の友人…