変わりゆく渋谷

 

年初に、変わりゆく渋谷を見てきた。

 

銀座線の渋谷駅が130メートル移動したと報道があった。

 

f:id:massy:20200104145629j:plain

f:id:massy:20200104145733j:plain

学生時代には映画を観たり本屋に寄ったりと、渋谷には頻繁に足を向けていたが、卒業してからは、とんと行かなくなった。
仕事を始めてすぐの研修で、青山に1か月ほど通っていたが、ちょうどセンター街にHMVができてホフディランがインストアライブをやっていたことを覚えている。(そのHMVは今はもう無い)

2020年の東京オリンピックに合わせて渋谷が大きく生まれ変わると聞いていて、常に気にはなっていたのだが、久しぶりに渋谷に行く機会があり、現在どんな状況かを短い時間ではあったが視察してきた。

f:id:massy:20200104151540j:plain

f:id:massy:20200104151659j:plain

f:id:massy:20200104151928j:plain

 

浦島太郎である。

 

まず渋谷駅の東急ビルは、渋谷スクランブルスクエアという超高層ビルに生まれ変わっていてもう開業していた。銀座線渋谷駅は東急のビルに直結していたが、この工事に合わせての移動だったようだ。線路の上を130メートル表参道方面へ進んだあたりに新しい駅ができていた。
自分だけではなく、多くの人は初めて見る新生渋谷駅と、金網で閉鎖された消えていく渋谷駅をスマホに収めていた。

スクランブルスクエアは開業されたものの、駅界隈はプレハブのようになっていて通路も暫定である。自分がどこにいるのかわからない。

プレハブの通路を抜けて空を見上げ、ランドマークを見上げることで自分の位置を知る。スクランブルスクエアに限らず、ヒカリエ、渋谷ストリーム、そして東急プラザ。

すべてが巨大ビルへと街並みを変えている。

f:id:massy:20200104152652j:plain

日本でも屈指の大都会であり、あふれかえる人が往来する街のど真ん中で、よくもこれだけ大きな規模の工事が進められるものだと感心する。

これは確かに置いてけぼりになるかもしれない。と不安を感じながらも、ハチ公は未だ元の場所におられまして、ちょっとほっこりもした。

 

f:id:massy:20200104151359j:plain

 

東急プラザよりさらに西の街並み、桜丘口地区はグランドゼロになり、完全再開発がはじまったばかりのようである。

f:id:massy:20200104152814j:plain

f:id:massy:20200104152833j:plain

f:id:massy:20200104152933j:plain

f:id:massy:20200104153141j:plain

 

以前、アド街ック天国で開発に入る前の桜丘口の紹介をしていたなぁ。閉店前の居酒屋のおかみさんに、いのっちが会いに行ったりしていたけど、今やもう跡形もなくなってしまいました。お店は別の場所でやっているみたいで、再開発後に戻ってくるようだけど。

 

距離を置いてしまうとどんどん取り残されていくような焦燥感と、よかった昭和の街並みが消えていくのを、ほろにがく感じる散策となった。

次回、渋谷を訪れるのはいつになるのだろう。そのころはさらに浦島太郎になることだろう。□

追伸:「しぶや三漁洞」さんですね。