2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

昭和を生きた多くの日本人が抱きがちな 「優位性」なんてものは全て幻だった、 ということにそろそろ気付くべきではないか。 「技術立国」に「クールジャパン」。 たしかに僕らが得意としてきた分野で経済を 底上げしてうまくやってきたのかもしれない。 で…

今日の語録

「芸術とは、「自己表現」ではなく、「芸術的表現」であるべきである」 「描きたいものと、描くべきものを一緒にすべきではない」 「芸術とは詩想をインパクトをもって視覚化することである」 (2017二紀展 東北芸術工科大学教授 石井博康氏講演会より)

今日の日本酒

新政 酒こまち 生成2016(エクリュ)(秋田県秋田市/新政酒造株式会社/評価:10点) 新政酒造株式会社オフィシャルサイト 最初の一口は「微炭酸」のような痺れが舌に残り、辛みと甘味の共存する刺激的なうまみを感じた。それが、毎日ぐい飲み1杯ずつ呑…

今日の一冊

「運慶 リアルを超えた天才仏師」新潮社 山本勉 みうらじゅん ヤノベケンジ 橋本麻理共著 東京国立博物館で開催中の「運慶展」。八大童子立像を見た時、電撃が走った。わずか1メートル程度の小柄な6体の像が生き生きとし、可愛くて、凛々しい。のであった。…

国宝

2007年のBRUTUSと2017年のBRUTUS。10年を経ての「国宝」特集である。 2017年は国宝ブームである。(と僕だけが勝手にそう言っているだけかもしれないが) 京都国立博物館での国宝展に加え、東京国立博物館での運慶展、奈良県立博物館での快慶展など、国宝の一…

試練

「これでいいのだ。と思ったら終わり」 と、日々、自分を戒めて生きてきたつもりだった。 が、いつの間にか「これでいいのだ」と思ってしまっていたようだ。 「これでいい」どころか、世界には「全く仕事をしていない」と見えていた現実。 心無い一言。と嘆…

誤解

みうらじゅん氏は、仏像好きであり、 デーモン小暮閣下は、相撲好きである。 はじめてそう聞いた時から、しばらくの間、(というか10年か20年くらいか、かなりの間)僕は、芸能人がキャラクター作りのために、他とは変わった趣味を持っていることを、わざわ…

今日の音楽

「音楽と私」原田知世 原田知世の可愛さは人類の神秘だと思う。という話題が今なお居酒屋での議題になったりする。 なぜ彼女はこういつまでも可愛いのだろうか。デビューした頃よりむしろ歳を重ねるほどにますます可愛くなっていく気がする。デビュー当時に…

働き方改革の弊害

働き方改革とやらで、20時での退社が常識的に運用され始めると、すぐに体や頭は、20時まで働いただけで「ひどく長く残業した」と感じ始める。自分が入社した頃など23時の残業など当然だったし、つい最近でも21:00~22:00くらいは普通だったのに。人間てのは…

今日の日本酒

獅子の里 超辛 純米酒(石川県・加賀市山中温泉/松浦酒造有限会社/8点) 加賀・山中の酒「獅子の里」松浦酒造|商品紹介〜大吟醸酒〜 いつもお世話になっている居酒屋で出して戴いた日本酒。祇園の料亭のような丁寧な日本料理をいつも出してくれる大将の…

やわらかさ。

やわらかさ。が欲しい。 やわらかさ。とは何か。 例えば4人で酒を飲んでいたとしよう。 楽しくわいわいと盛り上がっていた席だったが、 ふと、1人が「ちょっとトイレ」と席を立つ。 その瞬間、残された3人がなんだか気まずい空気に包まれることがある。 つ…

さらば、メモよ。

メモが机の上に散乱している。 流石にかたづけなくてはいけない、と1枚ずつ見ていくが、どうもポイントが分からない。 歩きながら書いたりしているものもあり、ことばが不充分で、また、メモを書いてからかなりの時間がたってしまっているせいもあるのだろ…

シフトせよ

何故毎日がこれほどまでに苦しく痛いのか。 きっとそれは、 「追われている生き方」をしているから。 「追う生き方」にシフトしない限り、 このスパイラルからは抜けられないだろう。□

第71回二紀展 開催!

第71回二紀展が本日より国立新美術館にて開催となります。 今年もなんとか入選を果たすことが出来ました....。 お近くにお立ち寄りの際は是非ご高覧いただければ幸いです。 くわしくは添付の画像をご覧ください。□

隣の芝は青くもない

お世話になった先輩が10月から他部署に異動した。 日々忙殺され新しいテーマの創出に転げまわる中、新天地で仕切り直しができるその姿に、我々は勝手に「真っ青な美しい芝生」を見て取っている。 先日定時後に先輩がこちらのオフィスにやってきた。奇しくも…

そうだ、床屋行こう。

睡眠を「無意識の整理」とすれば、 床屋は「意識の整理」になるだろう。 それにしても、理容師のシャンプーは、 どうしてあれほど「やさしい」のだろう? まるで、「母の愛のように」やさしい。□

転生

自分はあまりおしゃれな人間ではない。 いいものを身に着けたいとは、いつも思っているが、あまり実践できていない。 ふだんの業務や生活、制作に時間が支配され、おしゃれの優先度がみるみる下がっていくのである。 それを戒めるため、せめて年2回、賞与の…

マリオブラザーズ!!

NintendoSWITCHにて、アーケード版マリオブラザーズが配信された。ファミコンがリリースする前の作品である。当時、テレビにゲームがうつる、というそれだけで、眩暈がするほど強いあこがれを抱いていた。埼玉のいとこの家にお泊りに行ったとき、近所のおも…

反響

スケッチ旅行の恒例のかくし芸で「恋ダンス」を披露した。 ミスはあまりせず、踊りきれたかと思う。 だが、その後見ていた人から指摘を受けた。 「プロに比べると、ハリが無い。キレが無い。」 なんとなくそれには気づいていた。直前にリハーサルを動画にと…

スケッチ合宿にて

スケッチ講評会の席で感じたこと。 スケッチに限らずだが、作品がもつ世界感というものは狙って出るものでは無い。 講評を受ける人は誰もが、自分の絵のどこが素晴らしいのかがわからない。 褒められても、 「そんなところのどこがいいの?それよりこの部分…

目線

二紀展の審査結果が届いた。 「入選」であった。 実は、結果は発表の前日にすでに知っていた。旅先で、大阪支部の事務局から入選を知らせるメールが届いていたのだ。 同じアトリエから初出品した仲間は残念ながら「落選」であったようだ。 入選を知り、一瞬…

今日の一冊

「アナログ」 ビートたけし著 新潮社 先日NHKの桑子真帆アナのインタビューにて、 「今富士山で言えば人生何合目でしょうか」 の質問に対し、ビートたけし氏は、 「5合目まで下りて来たけど、また山頂目指して登り始めた」 といったコメントを返した。 タレ…

原点

真っ白なお皿に、 自分の全てを尽くした最高の料理が乗ることをイメージする。 そしてその料理がすべての人々を楽しませることが出来ている。 そういう創造をしたい。 そのような気持ちで、今、真っ白いキャンバスを眺めている。 この小さな四角い真っ白い領…

今日の日本酒

作Z(ざくぜっと)(三重県・鈴鹿市/清水清三郎商店株式会社/9点) 作 | こだわり抜いた調和と透明感。 「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」ついガンダムの名セリフを口走ってしまうのだが、ザクで正解です。サクでもツクルでもありません。しかもZ(ゼ…

いつも痛い。

いつもどこかが痛い。 頭痛。膝痛。肩痛。腰痛..........。 少しずつ体が軋みはじめている。 それはすなわち、毎日が憂鬱ということになる。 ふと、プロテニスプレーヤーの伊達公子選手が、 「痛いことが当たり前になる」というような ことを、かつて言って…

第68回茨木市美術展

本日より茨木市美術展が開催されます。 増田力也は、F30号の作品を招待で出品いたします。 お近くにお立ち寄りの際は、是非ご高覧下さいませ。□

花火が好き。

アトリエのスケッチ旅行が迫ってきた。スケッチ旅行で企画する恒例行事として、かくし芸をやっていることは以前述べたが、もう一つ恒例の企画がある。 花火大会である。 増田力也は花火が大好きである。「花火はやらないんですか?」と最初に提案したとき、…

横浜トリエンナーレ

横浜にて現代美術の祭典「横浜トリエンナーレ」が開催中である。 先日、日曜美術館での本展の紹介映像を見て、強い衝撃を受けた。 私はサラリーマンをしながら表現を続けている人種であるが、心の深淵では、芸術による表現活動を生業として生きていきたいと…

増田。

「君、名前は?」と聞いた時、彼女は、 「土へんのふえるに、たんぼの田です」と答えた。 「あれ!?それって僕と一緒ですよ?」と僕は答えた。 クロッキー会に来たモデルに名前を聞いた時のことだ。 奇しくも、僕もモデルも、同じ「増田」なのであった。 彼…

生きる

最近、頭痛で目が覚めることが多い。 激しい痛みではない。ゆっくりと鈍く痛む感じだ。起きた後も頭が重い。こんな経験はこれまであまりなかった。自分の体が衰えたのか。忙しさのピークに体が悲鳴をあげているのか。おそらく両方なのだろう。いろいろなもの…