2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

第71回二紀展 神戸巡回展

二紀の巡回展が開催中です。 京都市美術館改装の間、神戸の原田の森ギャラリーにて開催することになりました。さえぎるものが無くすっと見渡せる綺麗な会場です。お近くにお立ち寄りの際は是非ご高覧くださいませ。入場無料です。□

人それぞれ

秋の京都は大混雑である。まるで初詣の明治神宮の様に嵐山は大嵐である。まさに大嵐山である。地面が人で埋め尽くされている。後ろから前から右から左から人間が押し寄せてくる。そこここにあるおしゃれなレストランには20メートル級の行列ができているのを…

発見ノススメ

「真剣に悩む」ことで初めて発見が生まれる。毎年父と母を京都に招待し、紅葉の寺社仏閣を巡る。誰も知らなかった最高の京都を知ってほしい、驚いて欲しい。と願い、全力でまだ見ぬ仏閣を探し、徹底的に調査をする。ここに初めて新しい発見が生まれる。毎年…

仕事で示す

父親が文化センター主催のスケッチ教室に通学して久しい。帰省するたびに新作を見せてくるのだが、実際ぐんぐん上手くなっていて、初期のころはえらそうにああせえ、こうせえと言えていた自分も最近は返す言葉がなくなってきている。だが、父はことあるごと…

今日の日本酒

山形正宗 まろら(山形県天童市/株式会社水戸部酒造/評価:10点) 水戸部酒造 美しいジャケットになんだか可愛い不思議な名前。日本酒なのかこれは!?そもそも「まろら」ってなんだ?ワイン造りに活用されるマロラティック発酵という技術を応用したお酒…

夢十夜 Season2 第六夜

こんな夢を見た。

国宝展@京都国立博物館

やっぱりライブはすげえぜ! やっぱり本物はすげえぜ!! やっぱりナマはすげえぜ!! 大きい。キレイ。臨場感。大迫力。 「燕子花図屏風」のきらびやかさ。 「普賢菩薩像」の象の白の白! 「釈迦金棺出現図」の賑やかさ。 「伝源頼朝像・平重盛像・藤原光能…

勝手な世界

忙しい。と誰もが言います。でも忙しいってなんだろう。忙しい忙しい。と言う人間に、僕はとても疑いと厚かましさを感じることがある。忙しいかどうかなんて自分で決めることではない。忙しい。なんて言葉は、自分が世界から必要とされていると自惚れ、自分…

今日の語録

「(いい詞をつくるには)語彙を多くする。本を読むしかない。」 (作詞家 松本隆)

夢十夜 Season2 第五夜

こんな夢を見た。

境界線

僕は、かかえこんでしまう人間のようだ。 その上、かかえこまされてしまうことも多い。 話しやすい、頼みやすいということなのだろう。 話しかけてくれる、ということには感謝したい。 そこに期待に応えるスキルがあればよかったのだが。 残念ながらそんなス…

鉄は熱いうちに。

鉄は熱いうちに打て。といいます。まさにそのとおりだとおもいます。 毎年、二紀本展会場で自分の作品を見たときのあの失望感やくやしさ。あの瞬間「二度とこんな思いはしたくない」と今すぐにでも家に帰り、猛反し、来年の準備を始めたいと思う。 同様に、…

今日の日本酒

國乃長 辛口純米酒(大阪府高槻市/寿酒造株式会社/評価:4点) 「國乃長(クニノチョー)」の醸造元、壽酒造株式会社のホームページ 僕にとって、日本酒は酔うためのものでは無い、日本酒は味わうためのもの、愉しむためのもの。だと思っている。このお酒…

今日の一冊

「いぬやしき」全10巻 奥浩哉著 講談社 おもしろいです。相変わらずのリアルな描写。ダイナミックなコマ使い。「絵で魅せる」という漫画の本分を前衛的に徹底する。出てくる悪役たちの怖さが際立っており、それに立ち向かういぬやしきに手に汗握る。傑作で…

流行語大賞ノミネート その2「アウフヘーベン」

小池都知事が発した「アウフヘーベン」。 ・あるものを、そのものとしては否定しながら、更に高い段階で生かすこと。・矛盾するものを更に高い段階で統一し解決すること。といった意味のようです。 自分は、自分の仕事、制作のやり方を見直す言葉としてとら…

流行語大賞ノミネート その1「改革」

2017年の流行語大賞ノミネートが発表された。 個人的に今年の大賞は「働き方改革」で決まりだと思う。今年は働き方改革やら、オフィス改革といった言葉がずっと自分の周りに付きまとっていたように思う。正直な感想として、自分の職場にまるっきり向かないよ…

今日の語録

「日本にはイノベーションの種が無いのではなく、 世に出るまでに阻害される構図があるだけなのではないか」(Makuake開発者)

3つだけやろう

何故、眠る時間が削られてしまうのか。やりたいことがあふれているから。無限にあふれてくる。しかし眠る時間を削るほど、命の価値が落ちていくように感じる。この死のスパイラルに、なんとか歯止めをかけられないものか..。 「3つだけやろう」 そう思った…

カッコーの巣の上で

通勤時、いつも目に入る喫茶店。 モーニングセット¥390の看板。 「ああ、せめて30分早く起きて、 モーニングをいただきながら、 これから始まる1日の気持ちの準備が出来たら...」 毎朝、同じため息をつく。 ため息をつくのが僕の仕事。 それでもせめてはモ…

今日の日本酒

加茂錦 荷札酒 山田錦N 無濾過生原酒(はせがわ酒店専売)(新潟県加茂市/加茂錦酒造株式会社/評価:8点) 加茂錦酒造株式会社 | 加茂錦酒造はいまの食卓に合う日本酒を目指しています。 生酒。と聞いた時、僕はいつも躊躇する。火入れをしていない酒だ。…

今日の一冊

「ほぼ日手帳ガイドブック」マガジンハウス もう10年余になるだろうか、ほぼ日手帳との付き合いは。ほぼ日手帳そのものの成長と共に、僕のほぼ日手帳の使い方も成長をしてきたように思う。 眠る前に手帳を広げ、1日を振り返る。小さなしあわせの時間である。…

ここから。

20代のような溢れるエネルギーは徐々に削られ、 ギトギトした野心や、根拠のない自信は喪失し、 残ったのは挫折と、絶望と、不毛だけ。 それでも、ここから。ではないのか? ここからこそが、 人生の本当の戦いの入口ではないのだろうか?□

魅力

手嶌葵のコンサートでメルパルク大阪へ出かける。 これまでCDでしかその歌声を聴いたことは無かった。 はかなさと、凛々しさを兼ね備えた、美しい歌声と、静かな表情の写真だけが僕の持つ彼女の情報だった。 それだけの情報からつくられた彼女のイメージは「…

5年後の串揚げ

あのころ。はじめて行った串焼きの店、Xsixはたいへん初々しかった。福島の裏路地の隠れ家として開店したばかりで店内はとても静かだった。だが、それに対して店主の一人一人のお客さんへの熱意は髙かった。帰り際にカツサンドのお土産までもらってしまい、…

今日の語録

「調子は自分の意志で生み出すことが出来ない。 調子がいいときは調子が続く限りやり尽くせ。 燃え尽きるまで。もう明日が来なくてもいいくらいに。やり尽くせ。」(Me)□

今日の一冊

「ジャコメッティ」矢内原伊作著 みすず書房 「ジャコメッティと矢内原伊作の出会いが描かれた 名著「ジャコメッティとともに」は必読だ!!」 描き始めたころ、そんなアドバイスを先輩から受けた記憶がある。だが、その書は大昔に出版されたもので、今や絶…

今日の日本酒

純米吟醸 生貯蔵酒 爽(福井県坂井市/久保田酒造合資会社/評点:7点) 『久保田酒造』 福井県坂井市にある酒蔵から日本酒を直送 / 生貯蔵酒 爽 300ml 「あれ!?うまいなこの酒」2017年のアトリエスケッチ旅行で訪れた福井県。晩の宴会で宿が出してくれた…

現実と非現実の共生

職場では仕事をする。 アトリエでは絵を描く。 自宅ではゆっくりと酒を飲む。 場所を変える。ということは大きな実りを生む。 スターバックスで勉強をする学生の姿を見る。 きっと彼らは、自宅から離れることで、 誘惑を断ち切り、集中できる環境に身を移し…

文化と歴史

国宝への興味があふれ出している。 2017年の自分の大きな変化の1つであろうと思う。 国宝が作られた時代の日本はどんな国だったのか? どういう人間が生きていてどんな社会であったか? 連鎖的にそんな興味もわいてきて、 今改めて日本の歴史を勉強し直して…

損と得

自分は何一つやっていないというのに、あたかも自分のやったことであるかのように口車を活かして自分の手柄にする人間がいる。 対して、 自分がやったことであるのに、自分がなしとげた成果を上手に他者に説明できず、まるで何もやっていないかのように見え…