第二のオアシス

図書館がすごい。


これまで使っていたのは公民館内の一角にある狭い分室だった。
ネットで借りたい本を予約して、本が届いたら取りに行く。という窓口のような使い方をしていたのだけど、今回、別の分室に出かけたのだが、ここがすごかった。

1階に児童書、2階に小説や雑誌、新聞が揃えられている。

要するに、広いのですね。

暮らしの手帖、あまから手帖、サライ芸術新潮といった雑誌がそろいバックナンバーも借りられる。

小説は、作家ごとに文庫や書籍が理路整然と並べられている。在庫も豊かである。

今まさに文庫化され、書店で平積みされている新刊文庫のハードカバーもごろごろ転がっている。

背表紙を眺めながら、本棚の間をうねうねと歩くだけで、頭の片隅でいつか読みたいと思っていて記憶から消えかけていた本が、あれもこれもと見つかっていく。それだけで楽しくてたまらない。

公民館の分室は狭さのために常設の蔵書が少なかったので予約して届けてもらうしかなかったが、この分室ならば、予約などせずにいきあたりばったりで見つかった本を借りるだけで充分回転する。

もし希望の蔵書が分室に無くとも、市内にある本館、そして全ての分室がネットワークでつながり、WEBから予約・取り寄せ可能で、駅から返却もできる。貸し出しもオートメーション化されて無人貸出機でできる。

いろいろな図書館をみてきたが、これまで充実した蔵書、システムはあまりお目にかかったことが無い。
これだけの管理システムを構築するのに、いったいどれだけの予算を割ったのだろう。

圧倒的な充実度です。ここは本好きの僕にとって、本屋に次ぐ第二のオアシスになります。

ちなみに、今日はポアロを2冊借りました。ビブリアロスをポアロで埋める男。□