映画 「パンズ・ラビリンス」 (7点/10点)

子供が夢見ることはいつの時代でも同じなのだろう。


だが、暗黒の時代に見る子供の夢は痛い。痛すぎる。


これは大人が子供に聞かせるような夢物語では決してない。


だが、これこそが真のファンタジーと言えるのかもしれない。


或意味、「ダンサーインザダーク」より痛い。そして怖い。


物理的にも精神的にもとにかく「痛い」映画である。


パンズ・ラビリンス」は大人の視点と子供の視点が共存するファンタジー映画だ。


二つの視点が共存しながらも、自分は大人の視点でしか見られなかった。
だから「痛い」のだろう。
自分も知らず知らずのうちにネバーランドへはいけない年齢になってしまった。


少女が禁断の果実を食べてしまうシーンは怖かったなあ。□