おもしろい。
4人のキャラクターの配置が絶妙で、それぞれが魅力にあふれている。
学園ものとしても、ミステリとしてもしっかり面白い。語彙も豊かだ。
京都アニメーションが涼宮ハルヒの大ヒットの後に、次なる学園もの作品として選出した理由がわかる。
学園ものは数多くあれど、これだけ練り込まれて、楽しい作品はなかなかない。□
========================================
※メモ(ネタバレ。)
・海外の姉から古典部を復活させよとの手紙が主人公のホータローに届く。
・好奇心旺盛な千反田える、図書委員+漫研の伊原摩耶花、悪友の福部里志が集まる。
・いつのまにか密室となっていた教室=用務員が犯人
・誰も読まないような本が毎週借りられている謎=美術モデルに利用
・古典部の過去。文集=「氷菓」は千反田えるの叔父にあたる関谷純が、学園祭復活のために犠牲にさせられて学校をさることになったことへの叫びI scream=ICECREAMから生み出された。
========================================